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第41回全日本実業柔道個人選手権大会女子マッチレポート

2011年9月14日


※eJudo携帯版「e柔道」9月2日掲載記事より転載・編集しています。

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第41回全日本実業柔道個人選手権大会女子マッチレポート
1/4 48㎏級、52㎏級


■48㎏級
伊部尚子、集中切らさず初優勝


11年8月27日第41回全日本実業個人柔道大会女子・48㎏級・決勝・伊部尚子
写真:伊部が腕挫十字固を狙うなど寝技でも攻勢
参加者13名の48kg級、決勝で合間見えたのは伊部尚子(ぎふ柔道クラブ24)と濱口光(了徳寺学園)、ともに準決勝を一本勝ちで勝ち上がってきた2人だ。

伊部、濱口ともに左組みの相四つ。伊部は左小内刈、左背負投、左大外刈で攻め、濱口は左体落を打ち返すが、伊部これをことごとくいなし、または潰してバランスを崩すのは濱口。伊部は潰れた濱口に腕挫十字固を決めかかる場面もあり攻勢。

2分を過ぎると伊部が一方的に攻め続け、濱口は掛けようとするタイミングをことごとく伊部の攻撃に浚われほとんど技が出ない。なぜ「指導」が出ないのか不思議なほどの圧倒的展開のまま試合はGS延長戦へ。
11年8月27日第41回全日本実業個人柔道大会女子・48㎏級・決勝・袖釣込腰
写真:伊部の右袖釣込腰
ここまで攻めて万が一にも試合を失うわけにはいかないと伊部開始早々から左背負投、左大外刈で濱口を伏せさせ、両袖を組みとめると濱口は左体落に潰れる。伊部の引き手袖を相手の腹側に織り込んだ左大外刈に濱口が伏せたGS59秒、ようやく濱口に「指導1」。

伊部、攻め疲れで息が切れ始めるが、以後も攻め続け、濱口が残り20秒で背負投に潰れるとこれを引き起こして腕挫十字固を狙うが効なく「待て」。
濱口の左大外刈を伊部が踏み越えてさらに左大外刈を放ったところで時間。
旗判定は当然のように伊部に3本が揃う。僅差3-0で伊部が嬉しい実業初優勝を飾った。

最初の「指導」が遅れたために以後反則を出すきっかけを審判が失うという一種典型的な試合。伊部はアドバンテージが形にならない時間が多く決して楽な試合ではなかったが集中力を切らさず、8分間を通じてほとんど隙を見せなかった。

3位には萩野早映(高宮接骨院)、田上愛香(ヤックスケアサービス)が入賞。伊部と決勝を争うと目されていた近藤香(日本生命保険)は出場しなかった。

11年8月27日第41回全日本実業個人柔道大会女子・48㎏級・優勝の伊部尚子選手
写真:優勝の伊部尚子選手
伊部尚子選手のコメント
「絶対優勝しなくちゃいけない、獲らなアカンと思っていた試合。この大会で優勝するのも初めてだし、とにかく「優勝」という結果が出たのがうれしいです。今できる試合、出場できる試合できちんと結果を残し続けるのが目標。これからも頑張ります」

【入賞者】
優勝:伊部尚子(ぎふ柔道クラブ24)
準優勝:濱口光(了徳寺学園)
第3位:萩野早映(高宮接骨院)、田上愛香(ヤックスケアサービス)

【準々決勝】
伊部尚子(ぎふ柔道クラブ24)○送足払△石井明菜(日光警備保障)
萩野早映(高宮接骨院)○優勢[有効]△前島里奈(日本生命保険)
田上愛香(ヤックスケアサービス)○棄権△近藤香(日本生命保険)

【準決勝】
伊部尚子○背負投(1:00)△萩野早映
濱口光○崩袈裟固(0:43)△田上愛香

【決勝】
伊部尚子○GS僅差3-0△濱口光


■52㎏級
浅海静香、一発にこだわり初優勝、近藤優子は4連覇逃がす


11年8月27日第41回全日本実業個人柔道大会女子・52㎏級・決勝・内股で強気に
写真:浅海が得意の内股で強気に攻めて攻勢
3連覇中の近藤優子(S・T・O)と、05年までに3連覇を果たした岡崎綾子(まるや接骨院)の新旧実業女王対決が初戦で実現。この試合は近藤が僅差でモノにしたが、減量もきつい近藤はこの大接戦で疲労困憊。
次戦はなんとか勝ちあがったが準決勝で新鋭・浅海静香(JR東日本グループ)に中盤の1分58秒内股で「有効」を奪われこれを取り返せず。近藤4連覇の夢は潰えた。

決勝カードはその浅海静香と小島愛子(自衛隊体育学校)という顔合わせ。
浅海、小島ともに右組みの相四つ。厳しい組み手争いの中から浅海は釣り手で奥襟を取っての右内股、これに右大外刈、右大内刈、右小内刈を絡めて攻める。一方の小島は左袖釣込腰に右小内刈、左右の一本背負投と担ぎ技を中心に対抗。両者足技の透かし合い、切り返し合いもあり軽量級らしい早い展開の試合。

本戦は組み手の一手目を握った浅海が主導権を握ったままお互いポイントなく終了。試合はGS延長戦へ。
11年8月27日第41回全日本実業個人柔道大会女子・52㎏級・決勝・右内股で一本
写真:浅海の思い切った右内股が「一本」
延長戦は小島がややペースを掴み、右一本背負投で浅海を伏せさせる。浅海も右内股を2連発して対抗するが、GS1分10秒に浅海が釣り手を振って牽制したところに、小島が右体落。浅海これを右内股に切り返すが待ち受けた小島これを返して浅海またもや伏せる。以後も小島が右体落で前に出て、浅海は下がりながらの大外巻込で場外に逃れる。小島、攻勢。

ところがこれで腹が据わったか、残り44秒、浅海組み際に釣り手で相手の背中を握ると渾身の右内股。小島抗えず宙を舞いこれは文句なしの「一本」となる。
凌ぎながらペースを握りかけた小島を捻じ伏せる一発で、新人浅海、見事初優勝の栄冠に輝いた。

11年8月27日第41回全日本実業個人柔道大会女子・52㎏級・優勝の浅海静香選手
写真:優勝の浅海静香選手
浅海静香選手のコメント
「決勝は変に固くなってしまいました。小島選手と試合をするのは初めてですが、練習をやっていて相性が悪いなと感じていたせいかもしれません。それでもいつも通り前に出ること、攻撃をやめないことを考えて攻め続けました。そうやって自分の柔道を貫いたのが良かったのかもしれません。講道館杯で優勝するのが次の目標、講道館杯で勝って、グランドスラムで勝ちたいです」

【入賞者】
優勝:浅海静香(JR東日本グループ)
準優勝:小島愛子(自衛隊体育学校)
第3位:近藤優子(S・T・O)、東川真梨(ヤックスケアサービス)

【準々決勝】
近藤優子(S・T・O)○背負投△剱持友美(綾羽)
浅海静香(JR東日本グループ)○合技△野々部
小島愛子(自衛隊体育学校)○GS僅差△武田
東川真梨(ヤックスケアサービス)○優勢[有効・]△森本奈々美(了徳寺学園)

【準決勝】
浅海静香○優勢[有効・内股]△近藤優子
小島愛子○優勢[有効・背負投]△東川真梨

【決勝】
浅海静香○GS内股(GS2:18)△小島愛子


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※eJudo携帯版「e柔道」8月24日掲載記事より転載・編集しています。

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