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全国少年柔道大会個人戦マッチレポート

2011年5月19日

※eJudo携帯版「e柔道」5月8日掲載記事より転載・編集しています。

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全国少年柔道大会個人戦マッチレポート 1/2

「学年落ち」4年生の毛利允弥が戴冠 5年生

11年5月5日全国少年柔道大会・個人戦・準々決勝
写真:準々決勝、浅野史恩が賀持喜道を相手
に攻め込む
優勝候補の筆頭と目されていた団体戦王者・朝飛道場の賀持喜道(神奈川)はベスト8で敗退。鈴木辰英(東京②・臥牛館)に内股、伊藤隆哉(岩手・大迫柔道スポーツ少年団)に不戦、辻隆太(佐賀・芦刈柔道クラブ)に合技と順当に勝ち上がって来たが、最初の勝負どころと見られた準々決勝で浅野史恩(千葉・大原少年柔道教室)に敗退。浅野に払巻込で展開を切られ続け、3分間先手を打たれる流れを立て直せないまま僅差3-0で敗れた。
決勝終了後すぐの個人戦開始という条件の中で疲労も否めず、体格差を克服することができなかったという格好。受けに回る賀持らしくない試合運びで、気合十分の千葉チャンピオン・浅野を止めることが出来なかった。

11年5月5日全国少年柔道大会・個人戦・準決勝
写真:準決勝、村尾三四郎が今田光星の
大外刈を後ろ回り捌きに返して「一本」
Aブロックの準決勝はスポーツひのまるキッズ関東小学生大会2年連続王者の村尾三四郎(茨城・つくばユナイテッド柔道)と東京都学年別超級王者の今田光星(春日柔道クラブ)がマッチアップ。

左相四つのこの試合、体格で大きく劣る48kgの村尾はしかし両腕の肘をしっかり絞って空間を作り、今田の侵入を許さずに左背負投、左内股と手数で攻勢。中盤、焦った今田は足を継がずに一足飛びに技を掛け始め、脚を振るだけの左大内刈に、さらに片足を上げて遠間からほとんど村尾の腰に当てるような形の左大外刈。
これを見逃さない村尾、後ろまわり捌きに一歩体を引きながらその片足を狙う大外返。既に自らの技で大きく後方にバランスを崩していた今田は払腰の形で高々と宙を舞い「一本」。

普段から良く手合わせするという2人、稽古では今田が勝ち続けているということだが、ここ一番でしっかり策を持って臨んだ村尾の作戦勝ちという試合だった。

11年5月5日全国少年柔道大会・個人戦・3回戦
写真:3回戦、毛利允弥が圧力十分の
小外掛「一本」
Bブロックは前述の浅野史恩と、なんと4年生でこの大会に臨んだ西日本少年大会個人王者の毛利允弥(兵庫・姫路中央柔道教室)が対戦。毛利はここまで福間航基(鳥取・米子市柔道少年団)を内股(0:06)、二宮良太(愛媛・棟田武道館)を横四方固(2:40)、溝口愛歌(宮崎・Jクラブ)を小外掛(1:21)、松本隼作(京都・八幡市柔道連盟)を内股透(2:48)とオール一本の素晴らしい勝ち上がり。

この試合は、浅野、毛利ともに左組みの相四つ。上背に勝る浅野は左払腰、毛利は左体落で攻め、57秒に毛利が左背負投で「有効」を奪取。
浅野は左大外刈に左払腰で反撃を試みるがやや単調。毛利はこれに度々踏み込んでの大外返、隅落で返し技を試み、浅野の手数が減ってきたところで時間。優勢勝ちで毛利が決勝戦への進出を決めた。

11年5月5日全国少年柔道大会・個人戦・決勝の払巻込
写真:決勝、毛利が先手を取って左払巻込で
攻める
決勝は村尾150cm、48kg、毛利153cm、63kg。ともに左組みの相四つ。
村尾、果敢に釣手から持ってこれを振りながら組みつき、左背負投で攻める。毛利は左小内刈に左内股と対抗。
村尾は準決勝同様両腕を絞って毛利の動きを止めつつ試合を進めようとするが、一手目が常に釣手からのため、中盤から毛利が容易に引き手を得て左払巻込を放ち続ける。

圧力を嫌って万全で組みたい村尾はガップリ組みあった状態からも相手の釣手を切り離して持ちなおそうとするが、毛利は委細構わず左払巻込に左大内刈を仕掛けて試合を有利に運ぶ。2分10秒に村尾が左片襟背負投を見せるがこれは効なし。直後毛利左大内刈を引っ掛けて猛然と突進するが村尾これを下がりながら透かし潰して「待て」。

11年5月5日全国少年柔道大会・個人戦・決勝の大内刈をすかす
写真:毛利の大内刈を村尾が下がり
透かして潰す
残り30秒を過ぎ、毛利は左大外刈に左大内刈を連発して明らかな攻勢。
村尾、毛利の左大内刈を振り返して潰し毛利を腹這いにさせるが、展開で後手を打ち続け苦しいところ。
このまま試合は終了。旗判定は3本が毛利に揃い、毛利が異例の「学年落ち」での日本一奪取を果たすこととなった。

試合を通じて村尾の一手目が釣手からであったことが大きく勝敗に影響した印象。毛利は容易に引き手を得、得意の左技を連発することとなり持ち前の突進力を存分に発揮したが、一方の村尾は技を掛けるまでの体勢の組み立てに時間が掛かり、スクランブルが掛かっているはずの終盤もこの状況と手順を変えられなかった。一学年上を相手に、しかもこの大舞台で全く引かずに前に出続けた毛利の闘志は見事の一言。「次は自分の学年でも勝ちたい」と息を弾ませた毛利の来年度の活躍が今から楽しみだ。

毛利允弥選手のコメント
「うれしいです。優勝できるとは思っていませんでした。常に自分から前に出るという、自分らしい柔道が出来た結果だと思います。相手は一学年上ばかりですが、特別に嫌だというような意識はなかったし、「出ろ」と言われた時もとにかくうれしかったです。穴井隆将選手のように、相手が誰でも常に前に出て技を掛ける選手になりたいです。目標はオリンピックで金メダルを獲ること。まずは来年、自分の学年でもしっかり勝てるように頑張ります」

11年5月5日全国少年柔道大会・優勝の毛利允弥
写真:優勝の毛利允弥選手
【入賞者】
優 勝:毛利允弥(兵庫・姫路中央柔道教室)
準優勝:村尾三四郎(茨城・つくばユナイテッド柔道)
第三位:今田光星(東京・春日柔道クラブ)
浅野史恩(千葉・大原町少年柔道教室)
敢闘賞:川端亮司(沖縄・与那原署スポーツ少年団若駒励心会)
安藤稀梧(福岡・東福岡柔道教室)
賀持喜道(神奈川・朝飛道場)
松本隼作(八幡市柔道連盟柔道教室)

[準々決勝]
村尾三四郎○優勢[有効・小外掛]△安藤稀梧
浅野史恩○優勢[僅差3-0]△賀持喜道
毛利允弥○内股透(2:40)△松本隼
今田光星○払腰(0:26)△川端亮司

[準決勝]
村尾三四郎○大外返(1:43)△今田光星
毛利允弥○優勢[有効・背負投]△浅野史恩

[決勝]
毛利允弥○優勢[僅差3-0]△村尾三四郎

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※eJudo携帯版「e柔道」5月8日掲載記事より転載・編集しています。

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