PAGE TOP ↑

柔道1

柔道2
柔道4 柔道5

eJudoとは?情報募集・お問い合わせサイトマップ

パリ世界選手権日本代表編集部評

2011年4月14日

※eJudo携帯版「e柔道」4月3日掲載記事より転載・編集しています。

ドコモ版QRコード KDDI版QRコード
 docomo版QRコード    au版QRコード


パリ世界選手権の日本代表発表!
編集部評


全日本選抜体重別選手権の終了後に行われた強化委員会で、8月に行われるパリ世界選手権大会の代表(最重量級を除く)が発表された。

男子日本代表
【60kg級】
平岡拓晃、山本浩史
【66kg級】
森下純平、海老沼匡
【73kg級】
中矢力、秋本啓之
【81kg級】
中井貴裕、高松正裕
【90kg級】
西山大希、小野卓志
【100kg級】
穴井隆将、高木海帆

女子日本代表
【48kg級】
浅見八瑠奈、福見友子
【52kg級】
西田優香、中村美里
【57kg級】
松本薫、佐藤愛子
【63kg級】
上野順恵、阿部香菜
【70kg級】
國原頼子、田知本遥
【78kg級】
緒方亜香里、池田ひとみ

選抜体重別結果が選出を後押し
おおむね順当も66kg級にサプライズ [編集部評]


最終選考の選抜体重別は比較的荒れた大会だったが、これが既定路線を覆すことに繋がったのは66kg級のみ。73kg級はやや惜しい気がしないでもないが、基本的には大会の結果が選考の「予定」を後押ししたという形だ。

[60kg級]
平岡拓晃、山本浩史

選抜優勝の平岡は当然の選出。山本浩史は初戦で敗退したが、代表争いのライバルと見られた志々目徹も同じく敗退したため序列は温存。国際大会の成績から山本が選出された模様だ。

[66kg級]
森下純平、海老沼匡

今回の男子でのサプライズはこの階級だろう。選抜体重別前はまず目がないだろうと思われた海老沼匡が優勝という結果を残して逆転選出、選抜で1回戦敗退の福岡政章が落選という結果となった。
この選出について篠原信一・男子監督は「海老沼は国際大会を戦ってきた経験、普段の前向きな姿勢に加え、なんといってもこの選抜体重別で「オール一本以外では選出はない」と覚悟して戦ったその姿勢と結果を買いました」と説明。福岡については「非常に頑張っているが、60kg級であれだけ苦労してきた、しかもベテランの域に達していて経験十分な選手が1回戦であっさり負けてしまうというのは心に問題があると言われても仕方がない。厳しいということをわかってほしい」と語った。福岡の持つアドバンテージは大きいとみられていたが、敗戦の印象はそれを覆すものだったようだ。

[73kg級]
秋本啓之、中矢力

東京世界選手権王者の秋本啓之とアジア選手権派遣の中矢力が順当に選出。選抜体重別前の既定路線をそのまま踏んだ形だ。東京世界選手権銅メダリストの粟野靖浩は選抜体重別で見事優勝、最後のアピールを行ったがこれを覆すには至らず。決勝で秋本との対決があれば僅かに印象は違ったかもしれないが、グランドスラム・パリでの中矢との直接対決(大外刈で中矢の一本勝ち)が最後まで響いた形だ。

[81kg級]
中井貴裕、高松正裕

この階級の選抜体重別は、国際大会で成績を残せなかった高松正裕の「追試」という趣があったが、高松が良いパフォーマンスで優勝、見事これをクリアしたという印象だ。高松のパフォーマンスが極端に悪い場合のみ紛糾の可能性があったが一転この階級は波乱なし。昨年「銅」の高松、伸び盛りの中井で今回もメダルを狙って欲しい。

[90kg級]
西山大希、小野卓志

西山大希選出は規定路線。この階級も小野卓志の最終資格審査というニュアンスがあったが、唯一の対抗馬である西山将士が「1コケ」で落選。序列は温存され波乱なく小野が選出された格好だ。

[100kg級]
穴井隆将、高木海帆

穴井選出に異論を差し挟む日本人はいないだろう。高木については国際大会、選抜体重別ともパフォーマンスは高くなかったが、選出を争った後輩の羽賀龍之介が選抜体重別初戦敗退で、世界大会の経験がある高木「しかいない」状態だったのではないか。
この階級について篠原監督は「一番手の穴井と二番手以下に相当な差がある階級。高木は敗退したが昨年世界選手権に出場した経験を買った。羽賀はもう少し線が太くなれば次は十分狙える。」とコメントした。選抜体重別準優勝の本郷についてはコメントがなく、二番手枠は実質高木・羽賀のみが候補者だったことが伺える。

しかし篠原監督は同時に「男子の場合、今回選出されなかった3番手、4番手の選手にも五輪のチャンスはじゅうぶんある。悔しさを胸に次を目指して頑張ってほしい」と語り、選考に漏れた選手の奮起を促していた。
いくつかまだ明らかに層の薄い階級があり、階級全体としての強化を目指さなければ五輪の金メダルはおぼつかないということなのだろう。

女子も波乱は少なくほぼ規定路線
「勝負」枠は試合結果を尊重・女子日本代表 [編集部評]


[48kg級]
浅見八瑠奈、福見友子

大会前の「規定路線」通りの選出となった。
山岸絵美が選抜体重別で福見、浅見を連破し優勝。意地を見せたが今季の山岸は負傷の影響で国際大会での成績が無いに等しい状態。「実績を考慮して両世界王者を選出した」との園田隆二・全日本女子監督のコメントは現在の選考システムを考えれば非常にまっとうだろう。
ただし、園田監督は日本女子48kg級のレベルの高さに再び言及し「この階級に関しては、五輪には3人が絡んでくると考えている」旨を明言。他階級に関してはパリ世界選手権に選ばれた選手の中から五輪代表選手を選ぶことを基本姿勢としており、山岸の実力を高く評価する配慮を見せた格好だ。

[52kg級]
西田優香、中村美里

実力も抜けている2人が実績でも群を抜いているということで全く波乱のなかった階級。 選抜体重別に出場した中村美里も格の違いを見せつけて優勝しており、選考に異論を差し挟む余地は全くなし。

[57kg級]
松本薫、佐藤愛子

焦点となる可能性のあった2枠目は大方の予想通りアジア選手権代表の佐藤愛子に決定。
佐藤の国際大会での成績は「合格点」ではあったが飛びぬけていたわけではない。ただし、対抗しうる成績を残した選手がおらずこれが決定打だった。
選抜体重別に平井希が優勝すれば紛糾の可能性も僅かながらあったのではないかと思うが結果は2位。パフォーマンスも決して抜群というわけではなく、佐藤選出は選抜体重別を経て「妥当」という形に補強された。

[63kg級]
上野順恵、阿部香菜

「勝負」枠となっていた2枠目を、阿部香菜が選抜体重別優勝で見事に勝ちとった。
組み合わせの配置からわかる通り園田監督もこの大会で阿部と田中美衣、谷本育実の3人に枠を競わせる意向であったことを認めていたが、田中、谷本と直接代表を争う2人を連続撃破した阿部、文句なしの選出だ。

[70kg級]
國原頼子、田知本遥

アジア選手権で田知本が不在の中、國原が優勝。この階級も規定路線を補強する形でこの2人が選出された。今回はこの組み合わせ以外の選出はありえず、妥当という一語につきる。

[78kg級]
緒方亜香里、池田ひとみ

結果的には女子ではここのみが「規定路線」が崩れた階級ということになる。緒方、岡村智美と候補者2人が選抜体重別準決勝で敗退し、優勝した池田と岡村が入れ替わる形での逆転選出となった。
もともと岡村は海外での試合ぶりの評価が高くなかったこと、一度世界選手権の舞台を踏ませて失敗していることなども影響があったのではと思われ、であれば池田を「試す」という選択にはうなずけるものがある。岡村のアドバンテージは絶対だったわけではなく、かつ池田がそこに嵌るだけのパフォーマンスを見せたということなのだろう。

「特に初日は元気のない試合、不甲斐ないパフォーマンスが目立った。全体に競り合う試合がすくなかったのは残念」とは園田監督の選抜体重別の試合評。「敵地」パリで行われる世界選手権で勝ち抜くためにも園田監督の語る通り元気な試合を期待したい。


※eJudo携帯版「e柔道」4月3日掲載記事より転載・編集しています。

ドコモ版QRコード KDDI版QRコード
 docomo版QRコード    au版QRコード


→eJudoトップページに戻る
→「ニュース・マッチレポート」に戻る


supported by KAYAC 運営会社サイトポリシー  RSS copyright (c) 2005 ejudo all rights reserved.