PAGE TOP ↑

柔道1

柔道2
柔道4 柔道5

eJudoとは?情報募集・お問い合わせサイトマップ

GS東京57kg級・63kg級展望

(2010年12月13日)

※eJudo携帯版「e柔道」12月10日~12日掲載記事より転載・編集しています。

ドコモ版QRコード KDDI版QRコード
 docomo版QRコード    au版QRコード


■[GS東京57kg級展望]安定政権への道歩む松本、挑むはフィルツモザー、リボー、カプリオリウら

10年12月11日GS東京柔道大会展望・57kg・松本薫(フォーリーフジャパン)
(写真:現在敵が見つからない強さの松本薫)

【日本人出場選手】
松本薫(フォーリーフジャパン)
佐藤愛子(了徳寺学園職)
牧志津香(筑波大3年)
平井希(自衛隊体育学校)

【有力選手】
東京世界選手権王者の松本薫(フォーリーフジャパン・WR1位)が頭一つも二つも抜けた優勝候補。
持ち前の気持ちの強さに安定感も加わり、10月のアジア大会でも相手を寄せ付けずに金メダルを獲得している。
世界王者となっても柔道に守りの姿勢は微塵も感じられない。相手を睨みつけて威嚇し、「はじめ」の声とともに猛ダッシュ。前に出続けて思い切りのよい袖釣込腰に大外刈、小外刈を仕掛け、相手が崩れようものなら得意の寝技で仕留める。かつて散見された、焦って無理な技を仕掛けるような場面もほとんどなくなり、チャンピオンとしての地固めに入ったといっても過言でないほどの強さを見せている。

10年12月11日GS東京柔道大会展望・57kg・フィルツモザー(オーストリア)
(写真:松本を追うフィルツモザー)

追う海外勢は東京世界選手権3位のフィルツモザー(オーストリア・WR3位)、ロッテルダム世界選手権王者リボー(フランス・WR5位)、カプリオリウ(ルーマニア・WR6位)、ロッテルダム3位のガシモワ(アゼルバイジャン・WR34位)など。
ただし、松本は今季国際大会、世界選手権を通じてめぼしい強豪は全て倒しており、しかも結果のみならず内容も相手を圧倒している。トーナメント全体としてのみどころは、松本の強さ、勝ち上がりの内容ということになるだろう。

日本勢では、負傷からの復帰以降ゆっくりながらも上昇カーブを描いているのが佐藤愛子(了徳寺学園・WR20位)。担ぎ技で崩して寝技という必勝パターンは健在。
怪我の多さでなかなか国際舞台に出場できなかった学生の強豪・牧志津香(筑波大3年)もいよいよグランドスラムに登場。講道館杯を制した勢いを今大会に繋げることが出来るか。
63kg級から転向した平井にも期待。近年、階級を「落とす」選手は珍しい。57kg級初の国際大会でこの階級への適性が問われる。パワーを保持できているかどうか、そのパワーがこの階級の国際大会レベルで通用するのか注目される。

10年12月11日GS東京柔道大会展望・57kg・カプリオリウ(ルーマニア)
(写真:松本と準決勝を戦う見込みのカプリオリウ)

【組み合わせ】
プールAに松本、佐藤。佐藤はベロリン(スペイン・WR17位)を倒して準々決勝で松本との対戦に臨む。
プールBにはカプリオリウ(ルーマニア)、キム・ジャンディ(韓国)、クアドロス(ブラジル)ら。ここは少々人材薄く、カプリオリウの勝ち上がりが濃厚か。

プールCにはフィルツモザー、パビア(フランス・WR16位)、ガシモワ、牧。牧は初戦でフィルツモザーと対戦する試練。フィルツモザーは粘り強く後半勝負が出来る選手。一方の牧は一発嵌った時の強さは折り紙つきで、組み際の入りも上手い。狙いは前半勝負だ。

プールDにはリボー、マロイ(アメリカ・WR15位)、シルバ(ブラジル・WR25位)ら。リボーは波のある選手でもあるが、後者2人との力関係からすると準決勝進出の可能性は濃厚だ。


■[GS東京63kg級展望]王者・上野順恵にリベンジ狙うファンエムデンが挑戦

10年12月11日GS東京柔道大会展望・63kg・上野順恵(三井住友海上)
(写真:世界選手権連覇の上野順恵)

【日本人出場選手】
上野順恵(三井住友海上)
田中美衣(ぎふ柔道クラブ24)
谷本育実(コマツ)
阿部香菜(三井住友海上)

男子66kg級と並んで、今大会屈指の豪華メンバーが揃ったのがこの63kg級。

世界選手権2連覇の上野順恵(三井住友海上・WR1位)に挑むのは、東京世界選手権準決勝で上野と死闘を演じたファンエムデン(オランダ・WR4位)、ウィルボーダス(オランダ・WR2位)、エマヌ(マルザン(ドイツ・WR3位)、シュレンシンジャー(イスラエル・WR8位)、アベル(キューバ・WR8位)、ガービ(イスエラエル・WR12位)。これに世界選手権銀メダリストの田中美衣(ぎふ柔道クラブ24・WR6位)も加わり世界選手権に劣らないレベルのライバルたちが出そろった。

最大の敵はやはりファンエムデン。同階級の枠を超えるほどの体幹の強さがあり、上野も組み負けると厳しい。世界選手権の対戦はどちらに転んでもおかしくなかった試合だった。これに、もと70kg級のエマヌが上野の対抗馬か。

日本勢では、世界選手権で波に乗った田中が継続して力を発揮できるかどうかがひとつのトピック。巴投から寝技という得意の展開だけでなく内股など投げ技の威力も増してきており今大会でしっかり勝ち上がれるようだと今後が面白い。
実業大会で鎬を削る谷本育実(コマツ)、阿部香菜(三井住友海上)はともに技の切れ味がある。特に阿部は多士済済の三井住友海上内でも一発の威力は随一。しっかり試合を運べるようになれば代表争いに絡んでいけるだけの潜在能力ある。講道館杯を制して波に乗る谷本も今大会は飛躍の大チャンスだ。

10年12月11日GS東京柔道大会展望・63kg・田中美衣(ぎふ柔道クラブ24)
(写真:世界選手権からの波に乗れるか、田中美衣)

【組み合わせ】
プールAは第1シードの上野。準々決勝にはシュレシンジャーとアベルの勝者が上がって来る。シュレシンジャーは一発のある選手ではなく、どちらかというと組み勝って相手を圧するタイプで、アベルとどちらが上がって来るかは非常に微妙。両者は世界選手権3位決定戦でも対戦し、この時は朽木倒「有効」でアベルが勝っている。

プールBはファンエムデン、エマヌに谷本。谷本は初戦(2回戦)がファンエムデン、勝てばエマヌという非常にきつい組み合わせ。
プールCはウィルボーダス、ユスボア(アゼルバイジャン・WR19位)、ゾルニール、阿部。阿部は1回戦でガービ、2回戦がゾルニールという配置。

プールDはマルザン、田中、コワル(ロシア・WR13位)。マルザンは強豪だが、全体を見渡すと田中にとっては戦い易い組み合わせではないだろうか。
トーナメント全体でみると、上野-ファンエムデンが予想される準決勝が最大のヤマか。谷本にはここに絡んでくるような活躍を期待したい。もう片側も日本人同士の対決は十分現実味がある。


※eJudo携帯版「e柔道」12月10日~12日掲載記事より転載・編集しています。

ドコモ版QRコード KDDI版QRコード
 docomo版QRコード    au版QRコード


→eJudoトップページに戻る
→「ニュース・マッチレポート」に戻る



supported by KAYAC 運営会社サイトポリシー  RSS copyright (c) 2005 ejudo all rights reserved.