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GS東京60kg級・66kg級展望

(2010年12月13日)

※eJudo携帯版「e柔道」12月10日~12日掲載記事より転載・編集しています。

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■[GS東京60kg級展望]3強不在の大会、講道館杯王者の新鋭山本ら日本勢の勝ちあがりに期待

【日本人出場選手】

山本浩史(日体大3年)
松木武志(国士舘大2年)
志々目徹(日体大1年)
木戸慎二(日体大2年)

10年12月11日GS東京柔道大会展望・60kg・山本浩史(日体大3年)
(写真:内股のキレは階級随一の新鋭・山本浩史)

【有力選手】
現在60kg級の世界三傑は東京世界選手権王者のソビロフ(ウズベキスタン)、ロッテルダム世界選手権王者のザンタライア(ウクライナ)、それにロッテルダム「銀」、東京「銅」の平岡拓晃(了徳寺学園職)だ。

今大会はソビロフ-平岡の今期4度目の対決なるかが注目されていたが、両者ともに出場せず。ザンタライアも欠場で、全体で見てもやや寂しい顔ぶれの階級だ。
注目は、ベテランのペイシャー(オーストリア・WR6位)、ムーレン(オランダ・WR7位)といった上位を伺う強豪たちを相手に、日本の新鋭・山本浩史(日体大3年)がどこまで通用するかということになるだろう。

国内のこの階級は平岡以外のベテランがゴッソリと66kg級に移動し若手への世代交代が急速に進んでいるが、山本はその若手グループの旗手とも言える存在。
09年世界ジュニア選手権を制し、昨年のこの大会でも3位入賞。負傷のため世界選手権代表こそ逃したが、二本持って切れ味鋭い内股を放つスタイルは現在のルールにもマッチしている。
力関係を覆す切れ味のある内股ファイター、ということでは、66kg級の森下純平(筑波大2年)、90kg級の西山大希(筑波大3年)と同タイプの選手が既に世界選手権で大活躍しており、山本にも同じイメージを重ねるファンは多い。今大会の飛躍に期待したい。

対するペイシャー、ムーレンらはいずれも切れ味のある得意技一発というよりは、組み手で展開をつかみ、気がつけばポイント加点で勝利しているというタイプ。これをどう崩すか、一発仕掛けられる展開に持っていけるかどうかがカギ。

10年12月11日GS東京柔道大会展望・60kg・志々目徹(日体大1年)
(写真:シニア国際大会でも活躍なるか・志々目徹)

講道館杯で野村忠宏(ミキハウス)に一本勝ちした、今期世界ジュニア王者の志々目徹(日体大1年)も面白い。ワールドカップ・スゥオンこそ振るわなかったが、腰の安定感、抜群の運動神経、一発の威力とかつての軽量級の王者たちを想起させるタイプ。国際大会向きの匂いも漂う。

しぶとさが売りのもとインターハイ王者松木武志(日体大2年)、平岡欠場で繰り上がった木戸慎二(日体大2年)はどこまであがっていけるか。平岡追撃の戦線では山本一歩リードとはいえ、山本も客観的にはまだ圧倒的な成績を残していないだけに、この2人としては海外選手を食い、直接対決で山本を下して出世街道に乗りたいところ。

【組み合わせ】
プールAは松木武志が初戦で今回第1シードのペイシャー(オーストリア・WR6位)と激突。ともにしぶといタイプだが、根負けせずにしっかり戦いたいところ。
プールBの志々目徹も初戦からペトリコフ(チェコ・WR18位)と決してラクではない相手だが、ここを乗り切れば次戦のダバドルジ(モンゴル)を倒して準決勝進出が見えてくる。

プールCに山本浩史。準々決勝のムーレン(オランダ・WR7位)との対戦が山場。一発のある山本がどうムーレンを捕まえるか。
プールDはチョ・ガンヘン(韓国・WR9位)の勝ちあがりが有力。木戸慎二は初戦でウィル(カナダ)と対戦する。

優勝候補はペイシャーだが、全体としてはこの階級は混戦。切れ味の山本、爆発力の志々目、しぶとい松木とキャラの立っている日本選手も十分Vの可能性がある。

■[GS東京66kg級展望]世界選手権なみの激戦階級、森下-ツァガンバータルの再戦はファン必見!

【日本人出場選手】

10年12月11日GS東京柔道大会展望・66kg・森下純平(筑波大2年)
(写真:世界選手権で見せた爆発力を再び見せることが出来るか、真価が問われる森下)

森下純平(筑波大2年)
海老沼匡(明治大3年)
福岡政章(綜合警備保障)
小寺将史(筑波大2年)

【有力選手】
この階級の面子は豪華だ。東京世界選手権でカミソリのような内股を連発、見事金メダルを獲得した森下純平(筑波大2年・WR7位)を筆頭に、同大会3回戦でV候補の海老沼匡(明治大3年・WR9位)を肩車に切って落とした銀メダリスト・クナ(ブラジル・WR12位)に、準々決勝で森下と壮絶な消耗戦を繰り広げた銅メダリストのツァガンバータル(モンゴル・WR1位)、同じく銅メダル獲得のコワル(フランス・WR11位)と今期の世界選手権メダリストが全員集結。

昨年今大会を制した海老沼、海老沼と準決勝で大会ベストバウト級の試合を繰り広げたアン・ジュンファン(韓国・WR14位)に、ロッテルダム世界選手権2位のウリアルテ(スペイン・WR8位)も出場となり、66kg級はほとんど「第2回東京世界選手権」といった様相である。

10年12月11日GS東京柔道大会展望・66kg・クナ(ブラジル)
(写真:世界選手権2位のクナ。海老沼との再戦に注目が集まる)

日本人ならず、世界が注目する最大の見どころは王者・森下の試合ぶり。世界選手権では無印からの快進撃だったが、果たして王者としてのプレッシャーが掛かる中、あらゆる選手から研究される中でも力が発揮できるか。
10月のアジア大会でも一瞬の隙を突かれて敗退、3位に終わるなど波の見え始めた森下にとっては、このままトップを走り続けて王者に君臨できるのか、はたまた「勝ったり負けたり」の選手として五輪を目指すのか、この大会が分水嶺。今大会の持つ意味は大きい。

海外勢は抜群のスタミナと体幹の強さを誇るツァガンバータル、オーソドックスな柔道をベースに両袖を持ったところからでも「足を取らない肩車」などで一発奇襲のできるクナ、抜群の運動神経で一発のキレを持つアンとそれぞれ個性が分かれる。いずれも油断のならない相手だ。

日本勢も多士済々。海老沼匡(明治大3年)は世界選手権に続き講道館杯で不覚を取ったが、以後好調が伝えられリベンジに賭ける。投げカンの良さは健在。

60kg級で日本代表を務めた福岡政章(綜合警備保障)は階級転向後絶好調。60kg時代よりも一段上の柔道を見せており、今大会の内容次第では66kg級でも世界のトップレベルに躍り出る可能性がある。

森下と幼馴染、現在も同所属の小寺将史(筑波大2年)にはいよいよめぐってきた大チャンス。代表合宿でも気合の入った稽古ぶりを見せている。一発の切れる森下とは同道場出身ながら明らかにタイプが違うが、得意の足技と担ぎ技で上位進出に期待がかかる。

【組み合わせ】
人材豊富なだけに各ブロックといも激戦。

プールAは第1シードのツァガンバータル(モンゴル・WR1位)、ドラシック(スロベニア・WR10位)、コワル(フランス)。小寺はここに配され、初戦を突破すると早くもツァガンバータルと対戦。
プールBはモグシコフ(ロシア)、森下(WR7位)、ファシエ(ルーマニア・WR18位)。この階級唯一、比較的人材が薄いブロックで森下にとっては戦いやすいドロー。

プールCはキム・ジョジン(韓国・WR3位)、海老沼(WR9位)、そして世界選手権銀メダリストのクナ(ブラジル・WR12位)。注目はなんといっても世界選手権で苦杯を喫した海老沼がクナへの雪辱なるかという2回戦。ファン必見だ。
プールCも人材がみっしり。ミラグチャ(モンゴル・WR4位)、ウリアルテ(スペイン・WR8位)、アン・ジュンファン(韓国・WR14位)と強敵ひしめくこのブロックに、日本からは福岡が配された。のっけから厳しいドローだが、福岡が66kg級でどこまでやれるかファンにとっては楽しみなブロックでもある。

順当なら準決勝で、森下-ツァガンバータルの世界選手権準々決勝依以来の再戦が実現する。自力はツァガンバータル。森下が世界選手権時のようなモチベーションの高さ、相手の攻めに逆に攻め込むことで対抗する根性を見せることができるかどうか非常に楽しみだ。


※eJudo携帯版「e柔道」12月10日~12日掲載記事より転載・編集しています。

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