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講道館杯全日本柔道選抜体重別選手権大会・52kg級・57kg級レポート

(2010年12月9日)

※eJudo携帯版「e柔道」11月20、21日掲載記事より転載・編集しています。

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■16歳のホープ、山本杏が抜群の柔道センスを見せて初優勝!講道館杯52kg級マッチレポート

今年の世界王者の西田優香(了徳寺学園職)が直前のケガのため欠場。昨年の世界王者・中村美里(三井住友海上)も前週のアジア大会出場により今大会不出場だったため、トップ2名を欠く大会となった。
本命不在の混戦階級を制したのは、昨年、中学3年生で3位入賞を果たし一躍"時の人"となった山本杏(桐蔭学園高1年)。

10年11月21日講道館杯柔道全日本体重別・52kg山本杏(桐蔭学園高1年)の一本背負投
(写真:準決勝、山本杏が加賀谷千保から一本背負投「技有」)

あれから1年が経ち、世界ジュニアで優勝するなど、着実に実力と実績をつけて今大会に臨んだ山本は、1回戦の太田千鶴(埼玉栄高2年)を袖釣込腰(1:18)、2回戦の森本奈々美(了徳寺学園職)を袈裟固(3:50)、3回戦では学生チャンピオンの浅海静香(山梨学院大4年)を送足払「有効」、そして準決勝では将来を期待されている若手実力者の一人、加賀谷千保(山梨学院大2年)を一本背負投「技有」からの袈裟固の合技(3:10)で破る快進撃で決勝進出を決めた。

10年11月21日講道館杯柔道全日本体重別・52kg準決勝
(写真:準決勝、橋本優貴が塚原理早を横四方固で破る)

一方、反対側のブロックを勝ち上がったのは、橋本優貴(金沢学院大3年)。
橋本は1回戦の五味奈津実(仙台大2年)を一本背負投「技有」と横四方固「技有」の合技で一本勝ち(3:29)すると、続く2回戦ではGS延長の末、垣田恵利(兵庫県警)に横四方固で一本勝ち(6:06)。3回戦の近藤優子(S・T・O)には、先に小内刈で「有効」を取られる苦しい展開となったが、大内刈で逆転の一本勝ち(2:02)をして準決勝進出。準決勝では、西田欠場のブロックを勝ち上がってきた塚原理早(環太平洋大2年)を横四方固で破り(1:51)、全試合一本勝ちで決勝進出を果たした。

10年11月21日講道館杯柔道全日本体重別・52kg橋本優貴の寝技
(写真:決勝、橋本優貴は得意の寝技で山本を攻める)

橋本右組み、山本左組みのケンカ四つ。足を飛ばしてリズムを作りながら背負投、内股などの技を繰り出す山本に対し、寝技を得意とする橋本は、山本の内股、背負投をつぶしてはしぶとく寝技に引き込む戦法。
橋本はどうしても山本の攻撃を待つ形となり、自らの攻撃が遅く「指導」が与えられる。その後、背負投を連発する山本に対し、技の出ない橋本に2つ目の「指導」が与えられ、ポイントで山本がリード(3:17)。

10年11月21日講道館杯柔道全日本体重別・52kg山本杏の小内刈
(写真:山本は引き出しながらの巧い小内刈で「技有」)

さらに山本は、右に移動しながらの絶妙な左小内刈で橋本を横倒しにして「技有」を奪いリードを広げる。しかし、橋本はポイントを取られながらもすぐさま寝技で反撃。横四方固で抑え込むも、山本は必死に動いて3秒で解ける。そのままタイムアップとなり、わずか16歳の山本が初優勝を成し遂げた。
まだまだ地力的には今回欠場のトップ2選手にはかなわないものの、抜群の勝負勘と柔道センスに関しては全日本のコーチ陣も認めるところ。 今後の成長が大いに期待される逸材と言えそうだ。

10年11月21日講道館杯柔道全日本体重別・57kg決勝
(写真:52kg級優勝の山本)

山本杏選手のコメント
「嬉しいです。でも、頭を下げてしまうところがあったので、まだまだ力が足りないなぁと感じました。(3位に入った昨年に比べ)高校に入ってウェイトトレーニングとかして、身体の力がついていることは感じましたし、去年とはちょっと違った試合ができたと思います。まだまだ強い選手はいろいろなところにいるので、一つ一つの試合を大切に頑張りたいと思います」

【入賞者】
優勝:山本杏(桐蔭学園高2年)
準優勝:橋本優貴(金沢学院大3年)
第3位:近藤優子(STO)
第3位:浅海静香(山梨学院大4年)

【3位決定戦】
近藤優子○GS有効・小内刈△加賀谷千保
浅海静香○優勢[有効・内股]△塚原理早

【決勝】
山本杏○優勢[技有・小内刈]△橋本優貴

■09年学生チャンピオンの牧志津香がケガから復帰しビッグタイトル奪取・講道館杯57kg級マッチレポート

東京世界選手権代表の宇高菜絵(コマツ)は、世界選手権以後の不調を引きずる元気のなさで、今大会も3回戦の藤田康恵(自衛隊体育学校)に背負投で一本負け(1:55)、早々に姿を消した。
準決勝に勝ち進んだのは、第二シードの佐藤愛子(了徳寺学園職)、牧志津香(筑波大3年)、63kg級から階級変更した平井希(自衛隊体育学校)、そして宇高を破った藤田の4名。

10年11月21日講道館杯柔道全日本体重別・57kg準決勝
(写真:藤田康恵との準決勝に臨む牧志津香)

ブロックの順にそれぞれの勝ち上がりを見ると、藤田は1回戦の片岡志乃(東大阪大敬愛高2年)を大外刈「一本」(0:17)、2回戦の塩瀬絢子(三井住友海上)を終了間際の小内刈「有効」、3回戦の宇高を背負投「一本」で破って準決勝進出。牧は1回戦の堀部舞(高岡法科大4年)を内股透と体落の合技(0:34)、2回戦の坂巻知春(仙台大4年)を大内刈「一本」(2:34)、3回戦の中里友里子(環太平洋大2年)を小外刈「有効」とこちらも危なげない内容で勝ち進んだ。

10年11月21日講道館杯柔道全日本体重別・57kg準決勝
(写真:佐藤愛子(右)と平井希の準決勝)

反対側のブロックでは、07年世界選手権3位のベテラン・佐藤が2回戦の秋山日向子(広島大2年)に袖釣込腰 (2:37)、3回戦の瓜生愛子(帝京大2年)に横四方固(1:19)とともに一本勝ち。平井は緒戦の金子遥(環太平洋大4年)にGS延長に縺れる接戦となったが、小外刈「有効」優勢勝ちで辛勝すると、続く3回戦では石川慈(帝京大4年)を小外刈「技有」と内股「技有」の合技で快勝し、準決勝進出を果たした。

10年11月21日講道館杯柔道全日本体重別・57kg佐藤愛子の縦四方固
(写真:準決勝、佐藤愛子は変形の縦四方固で一本勝ち)

準決勝は藤田と牧、佐藤と平井の間で争われ、牧が藤田にGS延長の末、小外掛「有効」の優勢勝ち。佐藤は平井に縦四方固で一本勝ちして決勝へ進んだ。

10年11月21日講道館杯柔道全日本体重別・57kg決勝
(写真:牧(左)-佐藤の決勝戦)

立ち技に一発の威力を持つ牧は左組み、そして、寝技に抜群の強さを誇る佐藤は右組み。序盤から右背負投、小外刈などで攻める佐藤に対し、消極的な牧に28秒、「指導」。これで牧にもスイッチが入ったようで、牧は左釣り手で奥襟を掴み、足を飛ばしながら果敢に内股を狙う。対する佐藤も牧にペースを渡さず、足払から大内、体落、背負投と積極的に技を繰り出す。佐藤は背負投、巴投などから寝技に持ち込みたいが、牧は心得てその展開を許さず。激しい技の攻防となったが、ともに効果的な技なくGS延長戦に突入。牧の組み際の左小外刈に佐藤が大きく崩れ、一瞬、主審が「有効」の動作に行きかけるも思い止まりポイントなし。
その後、佐藤が右小外、背負投、牧が左内股などで攻め合ってタイムアップ。判定は3本ともに牧に揃い、牧が初優勝を飾った。

10年11月21日講道館杯柔道全日本体重別・57kg牧志津香
(写真:57kg級優勝の牧)

牧志津香選手のコメント
「優勝は嬉しいですけど、まだまだ自分の柔道ができていないので、反省することが多いです。10月の全日本学生体重別で負けて、この1カ月間、何が足りないのかを考えて練習してきました。57kg級では松本薫選手が突っ走っている感じなので、少しでも止められるように、頑張りたいと思います」

【入賞者】
優勝:牧志津香(筑波大3年)
準優勝:佐藤愛子(了徳寺学園職)
第3位:平井希(自衛隊体育学校)
第3位:石川慈(帝京大4年)

【3位決定戦】
平井希○優勢[技有・小内巻込]△宇高菜絵
石川慈○縦四方固(3:46)△藤田康恵

【決勝】
牧志津香○GS僅差3-0△佐藤愛子


※eJudo携帯版「e柔道」11月20、21日日掲載記事より転載・編集しています。

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