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【全日本ジュニア体重別選手権レポート】②女子57kg級・63kg級

(09年9月29日)

eJudo携帯版 9月14日掲載記事より

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■57kg級・金子瑛美がインターハイの雪辱晴らす初優勝

09年全日本ジュニア柔道女子57kg級決勝・金子瑛美-瓜生愛子
(決勝戦、地力に勝る金子(右)は終始組み勝って技を掛ける)


決勝に進んだのは金子瑛美(淑徳高3年)と瓜生愛子(帝京大1年)。

金子は2回戦で古後梓(福岡大1年)から「有効」、3回戦でも秋山日向子(広島大1年)から「有効」を奪い勝利。優勝候補筆頭の塩瀬絢子(三井住友海上火災保険)との準決勝は延長戦に縺れ込む厳しい展開となったが、その延長戦は開始22秒に「指導1」を奪うなど主導権を握り僅差3-0で勝利。初の決勝進出となった。

一方の瓜生も初の決勝進出。2回戦で逸見祐夏(山形中央高3年)を「有効」、3回戦は田中友里(比叡山高3年)からGSの末「有効」、準決勝は上村凛歩(渋谷教育学園渋谷高)を僅差3-0と小差の試合を制し続けて、念願の決勝の舞台にたどり着いた。

決勝は金子右。瓜生左のケンカ四つ。
金子が釣手を上から、瓜生が下から持つ展開から序盤は金子が攻勢。右内股、右内股からの右小内刈と攻め続け、47秒には瓜生に「指導1」。

瓜生は釣手の攻防で不利とみるや、手順を飛ばして肩、背中を掴んで攻撃に出るが金子は下から釣手を差しての右大腰、右大内刈と応戦して崩れず。
瓜生何度か左内股を試みるが、飛び込みきれずに遠い位置からの技となり効なし。

09年全日本ジュニア柔道女子57kg級決勝・金子瑛美-瓜生愛子 09年全日本ジュニア柔道女子57kg級決勝・金子瑛美-瓜生愛子
(左:終盤、瓜生必死の内股も金子は動ぜず)
(右:金子の大内刈)

金子が右大内刈、右内股と技を繋いだ2分34秒、再び瓜生に「指導」。

奮起した瓜生背中を叩いて前に出るが金子は左内股、奥襟を抑えての左体落と応戦。
その後決定的な技はなく「指導2」で金子が初の優勝を決めた。

金子はインターハイで優勝候補筆頭に挙げられながら準決勝で苦杯。その雪辱を見事に晴らすビッグタイトルの獲得となった。

瓜生は高校1年生でインターハイを制するなど早い時期からジュニア世代で活躍してきたがその後全国レベルのタイトル獲得はなし。5月のフランスジュニアで優勝した今年はいよいよ復活かと期待されたが栄冠獲得にはあと一歩及ばなかった。

【入賞者】

優勝:金子瑛美
準優勝:瓜生愛子(帝京大1年)
第3位:秋山日向子(広島大1年)、鳥居加奈(南筑高3年)

09年全日本ジュニア柔道女子57kg級優勝・金子瑛美
(優勝の金子)

金子瑛美選手のコメント
「インターハイに賭けていたので(敗退後の)、このジュニアでは自分の力を出し切ろうとだけ考えていました。優勝には自分でもびっくりしていています。あまり調子が良くなくて技が続けて出せず、相手より技が遅くしか出せなかった場面もあった。準決勝の塩瀬さんとの試合も相手のほうが技が早かったけど、途中で相手が疲れてきているのがわかり、。自分はしっかり稽古をしているのでそこは負けない、最後まで頑張ろうと思って戦いました。

【準決勝】

金子瑛美○GS僅差3-0△塩瀬絢子(三井住友海上火災保険)

瓜生愛子○GS僅差3-0△上村凛歩(渋谷教育学園渋谷高3年)

【3位決定戦】

秋山日向子○優勢[指導2]△上村凛歩

鳥居加奈○横四方固△塩瀬絢子

【決勝】

金子瑛美○優勢[指導2]△瓜生愛子

■63kg級・山本小百合が成長見せて初の個人全国優勝

09年全日本女子ジュニア柔道女子63kg級決勝・山本小百合-田代未来
(山本(右)-田代の決勝戦)

決勝に進出したのは山本小百合(筑波大1年)と田代未来(相原中3年)。

昨年インターハイ2位、今年のフランスジュニアで優勝している山本は初戦から良い動きを見せ、2回戦で大川愛(天理大1年)に上四方固で一本勝ち、3回戦は古屋梓(大成)とGS僅差に縺れ込む接戦を演じたものの準決勝はライバルと目された太田晴奈(淑徳高2年)を横四方固「一本」に仕留めて好内容での決勝進出。

田代は1年時の全国中学大会2位(57kg級)を経て、2年時、3年時と同大会63kg級を連覇、既に世界カデ選手権でも優勝している中学柔道界きっての大物。初のジュニア全国大会参戦でも全く物怖じすることはなく、2回戦で笠原亜紀穂を縦四方固、3回戦は優勝候補の松岡睦(帝京大1年)を合技、準決勝では安松春香(国東高3年)を大外刈となんど全試合を「一本」で勝ち上がっての決勝進出となった。

決勝は山本右、田代左のケンカ四つ。
田代は開始早々から左内股、朽木倒と攻め込んで気合十分なところを見せるが、この序盤の攻撃以降、試合は終始山本ペース。
32秒、山本の右内股に田代大きく浮いて腹ばいに落ちる。内股が効くとみた山本、57秒に再度の右内股を仕掛ければこれも田代は大きく浮き、腹から畳に落ちる。直後の1分4秒、田代に「指導1」。

以降も山本が右内股、左一本背負投と攻め続け、2分4秒には田代に再度の「指導」。

09年全日本女子ジュニア柔道女子63kg級決勝・山本小百合-田代未来
(山本が再三内股で大きく田代を浮かす)

2分41秒、山本が右小内刈からステップを切り返し鋭い左一本背負投。右内股に意識のあった田代たまらず宙を舞い豪快な「一本」。山本が初の全国タイトル獲得を決めた。

団体戦全国優勝を経験した阿蘇高時代からチームの練習メニューを自分で組み立てるなど頭脳派で知られた山本。筑波大進学後は技のキレ味に進境著しく、得意としていた左一本背負、左袖釣込腰に加え、右の内股が加わったことで組み立てが一気に豊富になった。この一年間の成長振りを見る限り伸びしろの大きさは明らかで、今後もまだまだ成長が期待できる好素材だ。

一方の田代はジュニア大会でも大物ぶりを発揮、優勝こそ出来なかったが準決勝までの勝ちあがりで桁外れの素材であることをあらためて周囲に知らしめた。順調に成長すれば将来の日本代表入りは間違いない。もはや焦点はどの時点でシニアの上位に絡んでくるかということになるだろう。

【入賞者】

優勝:山本小百合(筑波大1年)
準優勝:田代未来(相原中3年)
第3位:太田晴奈(淑徳高3年)、安松春香(国東高3年)

09年全日本女子ジュニア柔道女子63kg級決勝・山本小百合
(優勝の山本)

山本小百合選手のコメント
「個人の全国優勝はしたことがなかったので、今回は狙っていました。初めての優勝ですごくうれしいです。今日は全体的には良くなかったが、あきらめずに攻めたことがいい結果を生んだと思います。決勝は大学に入ってから稽古を始めた右内股が何度か出せて、思った以上に良かった。田代さんには関東ジュニアの準決勝で負けている(僅差3-0)ので、勝てて嬉しい。講道館杯も頑張ります。」

【準決勝】

田代未来○大外刈△安松春香

山本小百合○横四方固△太田晴奈

【3位決定戦】

太田晴奈○内股透△小林桃子(日本大1年)

安松春香○払腰△宮下寿子(松商学園高3年)

【決勝】

山本小百合○一本背負投△田代未来

※eJudo携帯版「e柔道」9月14日掲載記事より転載・編集しています。

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写真:K2PhotoClub 國井敬児


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