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【全日本実業個人レポート】①60kg級、66kg級、73kg級、22歳未満

(09年9月18日)
eJudo携帯版 9月2日掲載記事より

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第39回全日本実業柔道個人選手権大会は28日、29日の両日、尼崎市記念公園総合体育館で行われ、男子8階級(体重別7階級、22歳未満)、女子7階級で熱戦が繰り広げられた。

成績上位者は11月の講道館杯へ推薦されることになっており、若手にとっては強化選手への登竜門として、また、ベテランにとっても一線で戦い続けるためには勝利が欠かせない、非常に重要な大会である。

第1日の29日は男子5階級(男子22歳未満、60kg級、66kg級、73kg級,81kg級)、女子3階級(48kg級、52kg級、57kg級)、最終日の30日は男子3階級(90kg級、100kg級、100kg超級)、女子4階級(63kg級、70kg級、78kg級、78kg超級)の競技が行われた。

各階級の決勝を中心にレポートしてみたい。
※階級横の()は出場者数

■男子60kg級(46名)

5連覇を狙う小川武志(了徳寺学園)は、2、3回戦を一本勝ちするも、4回戦、準々決勝はともにGSにもつれる接戦。なんとか判定勝ちして準決勝に進み、準決勝では、朝比奈竜真(WIN NET TECHNOLOGY)から「有効」2つと「技あり」を奪ったあと、背負投で一本勝ち。気分を良くして決勝へ臨んだ。

一方、別ブロックからは和泉強志(自衛隊体育学校)が升水翔兵(WIN NET TECHNOLOGY)にGSの末の判定勝ちで決勝進出。

決勝は、前半、小川が右背負投、左右の小内刈、朽木倒などで先に攻め込み、技のない和泉に「指導」が与えられるも、後半は和泉も右の体落などで応戦し、決定的なポイントのないまま5分が終了。

09年全日本実業柔道個人選手権大会60kg級決勝・小川武志-升水翔平
(決勝戦、小内刈で攻め込む小川)

GSの延長戦でも小川は攻撃の手を緩めず、先に先にと技を繰り出し、和泉が後手に回る展開が続き3分が終了。判定は小川に3本が揃い、見事大会5連覇を達成した。

【入賞者】

優勝:小川武志(了徳寺学園)
2位:和泉強志(自衛隊体育学校)
3位:朝比奈竜真(WIN NET TECHNOLOGY)、升水翔兵(WIN NET TECHNOLOGY)

【準決勝】

小川武志○背負投△朝比奈竜真

和泉強志○GS僅差△升水翔兵

【決勝】

小川武志○GS僅差△和泉強志

09年全日本実業柔道個人選手権大会60kg級優勝・小川武志
(優勝の小川武志)

小川選手のコメント
「5連覇は当然狙っていました。今日一番良かったのは、強気、強気で試合したこと。今30歳ですが、自分は今のほうが若い頃より強くなっていると思います。若い頃は力任せの試合をしていましたが、今は技術も身について、安定感が出てきました。次の目標としては、講道館杯優勝。一昨年も優勝していますが、もう一度、上を狙いたいと思っています」

■男子66kg級(70名)

昨年まで連覇を続けていた鳥居智男が73kg級に階級変更をし、その鳥居に2年連続決勝で敗れて2位だった寺居高志(旭化成)が第一シード。シード選手は他にはおらず、予想通り、本命不在の混戦となった。

決勝へ進んだのは、寺居を準決勝で破ったダークホースの武末大藏(東芝)と、準決勝で藤山順臣(熊本刑務所)を出足払で一蹴した望月健次(セコム)。ともに初めての決勝進出。

グルジアやロシア選手のような変則的な組み方と、トリッキーな動きからの柔術的な寝技をする武末。望月は落ち着いて武末の動きに対応し、組みついてきたところに右の小外掛を合わせて「技あり」を先取。さらに組み際、強引に奥襟を取りにきた武末を出足払で崩して「有効」を奪ってそのまま袈裟固に入るが、これは8秒で解ける。その後も武末の変則的な柔道に、落ち着いて対処した望月が優勢勝ち。うれしい初優勝を果たした。

09年全日本実業個人選手権66kg級決勝・望月健次-武末大蔵
(決勝戦、望月の小外掛が「技有」)

【入賞者】

優勝:望月健次(セコム)
2位:武末大蔵(東芝)
3位:藤山順臣(熊本刑務所)、寺居高志(旭化成)

09年全日本実業柔道個人選手権大会66kg級優勝・望月健次
(優勝の望月健次)

望月選手のコメント
「今回出ている選手のなかで、自分が一番練習しているという自信があったので、絶対に負けないと思っていました。セコムは今年いっぱいで柔道部の強化を辞めることが決まっていますが、柔道部のある限り、セコムで頑張りたいと思っています。今回は、応援もたくさん来ていただいて、そのお陰で最後まで頑張れました、最後に優勝できて本当によかったと思います」

【準決勝】

武末大藏○腕挫十字固△寺居高志

望月健次○出足払△藤山順臣

【決勝】

望月健次○優勢[有効]△武末大藏

■男子73kg級(107名)

昨年優勝の千葉大介(旭化成)、2位の赤迫諒介(戸高鉱業社)がシード選手として有力視されていたが、今年は、66kg級の実力者・鳥居智男(了徳寺学園)が階級を上げて出場しており、果たしてどんな試合を展開するのか注目された。

その鳥居は、GSにもつれる接戦もあったが、順当に準決勝へ進みディフェンディングチャンピオン千葉と相対。事実上の決勝戦と見られたこの試合、千葉は闘志剥きだしでベテラン・鳥居に挑んでいったが、鳥居が一瞬のスキをついた左袖釣込腰を決めて「一本」。鳥居の駆け引きの巧さが光る一戦だった。

鳥居と決勝を争ったのは吉薗勇太(ダイコロ)。吉薗は4回戦で赤迫を破り、準決勝では白井勇輝(旭化成)を下して勝ち上がった。
決勝。24歳の吉薗に対し、鳥居は36歳。尻上がりに調子を上げてきた鳥居は、開始1分の右払巻込で「技あり」を奪って先行し、さらに吉薗の左一本背負投をつぶして上四方固に極め、合わせ技で快勝。2階級制覇を成し遂げた。

09年全日本実業個人選手権大会73kg級決勝・鳥居智男-吉薗勇太
(決勝戦、鳥居がガッチリと上四方固)

【入賞者】

優勝:鳥居智男(了徳寺学園)
2位:吉薗勇太(ダイコロ)
3位:千葉大介(旭化成)、白井勇輝(旭化成)

09年全日本実業個人選手権大会73kg級優勝・鳥居智男
(2階級制覇を成し遂げた鳥居智男)

鳥居選手のコメント
「73kg級に変えたのは減量ができなくなったから。今回は大会前に体調を崩して5日くらい寝込んでしまい調整ができていなかったので、かなりきつかったです。がまんしてがまんして、なんとか優勝できた感じです。この大会で優勝しないと講道館杯にも出られないですから必死でした。(柔道を続けている理由?)それは柔道がしたいから、ただそれだけですよ」

【準決勝】

鳥居智男○袖釣込腰△千葉大介

吉薗勇太○裏投△白井勇輝

【決勝】

鳥居智男○合技△吉薗勇太

■男子22歳未満(55名)

一昨年3位、昨年2位の吉崎晃(新日本製鐵広畑)は、今大会も順調に勝ち進み、準決勝で和久田裕人(東レ滋賀)を崩袈裟固で破って決勝へ進出。

別ブロックからは同門、新日本製鐵広畑の岡一太朗が、準決勝で冨田京平(新日本製鐵大分)をGS延長の末に僅差の判定勝ちし、勝ち上がった。

決勝は、日頃練習をしている2人ということもあり、お互いに攻めあぐむ展開となるも、中盤に左大外巻込で「有効」を奪った先輩の吉崎が、その後も優位に攻めて優勢勝ち。うれしい初優勝を飾った。

09年全日本実業個人選手権大会男子22歳未満決勝・吉崎晃-岡太一郎
(吉崎が大外巻込でポイントを奪う)

【入賞者】

優勝:吉崎晃(新日本製鐵・広畑)
2位:岡一太朗(新日本製鐵・広畑)
3位:和久田裕人(東レ滋賀)、冨田京平(新日本製鐵大分)

09年全日本実業柔道個人選手権22歳未満の部優勝・吉崎晃
(優勝の吉崎晃)

吉崎選手のコメント

「監督からは、2人で決勝をやれと言われていて、そのとおりになったのですが、毎日いっしょに練習をやっている相手だったのでやりづらかったです。勝ったのは……たまたまですね、岡のほうが後輩だからやりづらかったんじゃないですかね(笑)。次はシニアの体重別で活躍できるよう、頑張ります」

【準決勝】

吉崎晃○崩袈裟固△和久田裕人

岡一太朗○GS僅差△冨田京平

【決勝】

吉崎晃○優勢[有効]△岡一太朗

※eJudo携帯版「e柔道」9月2日掲載記事より転載・編集しています。

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写真:K2PhotoClub 國井敬児


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