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【インターハイ第5日レポート】②女子個人戦78kg級、78kg超級

(09年9月3日)
eJudo携帯版 8月13日掲載記事より

■78kg級・前評判に違わぬ強さで佐藤(八幡工)が圧勝

第58回インターハイ柔道競技女子78kg級決勝・佐藤瑠香(八幡工)-牧野夢果(奈良育英)
(決勝戦、八幡工・佐藤が踵返「有効」で先制)

このクラスの本命は一昨年優勝の佐藤瑠香(福岡・八幡工業)。
そして、それに続く選手として昨年3位、埼玉栄の団体優勝メンバー・菅原歩巴が注目された。

佐藤は2回戦から登場し、中原未奈代(兵庫・市立尼崎)に大内刈で一本勝ち。3回戦の柳川鈴香(神奈川・三浦学苑)、準々決勝の飯島夏実(栃木・作新学院)をともに上四方固で破って準決勝進出。準決勝でも、そこまで全試合一本勝ちの好調・中島美雪(三重・名張)を大内刈で一蹴。圧倒的な強さで決勝まで駆け上がった。

菅原は、1、2回戦を順調に勝ち上がったが、3回戦で松本友紀子(大阪・東大阪大敬愛)に開始7秒の一本背負投でまさかの一本負けを喫し、姿を消した。

佐藤の別ブロックから決勝へ進んだのは、地元・奈良の牧野夢果(奈良育英)。1回戦は斎藤憂(群馬・常磐)を合せ技、2回戦の浅田美保(長崎・猶興館)を「指導2」、3回戦の赤地美咲(岐阜・鶯谷)を「有効」、準々決勝の片岡真穂(高知・高知)を背負投、そして準決勝では優勝候補の菅原を破った松本に「指導2」で優勢勝ちし、地元の声援に応えて決勝進出を果たした。

両者右組み。不十分な体勢から先に掛けつぶれの小内刈、一本背負投などを掛ける牧野に対し、佐藤は落ち着いてさばくと、一瞬のスキを突いた踵返で牧野を大きく崩す。ここから袖釣込腰、小内刈と怒涛の攻めに転じ、腰を引いたところに抜群の切れ味の大内刈に入れば、牧野はなすすべなく後ろに倒れて「一本」、1分59秒。佐藤が格違いの強さを見せて2年ぶり2度目の優勝を成し遂げた。

第58回インターハイ柔道競技女子78kg級決勝・佐藤瑠香(八幡工)-牧野夢果(奈良育英)
(佐藤が得意の大内刈で一本勝ち)

【入賞者】

優勝:佐藤瑠香(福岡・八幡工高)
準優勝:牧野夢果(奈良・奈良育英高)
第3位:松本友紀子(大阪・東大阪大敬愛高)、中島美雪(三重・名張高)

第58回インターハイ柔道競技女子78kg級優勝・佐藤瑠香(八幡工高)
(優勝の佐藤)

佐藤瑠香選手のコメント
「優勝は当然狙っていました。優勝できてうれしかったというか、ホッとしています。今回は2~3kgの減量でしたが、減量もそれほどきつくなかったですし、ケガもなく万全の状態で臨めました。好きなものは焼肉ですが、減量中は食べれないので計量後に食べます(笑)。(78kg超級優勝の烏帽子選手など、上位の選手たちとはジュニアの合宿などで同室だったりする仲でもあり)他のみんなに負けないようにと頑張りました」

【準々決勝】

松本友紀子(大阪・東大阪大敬愛高)○優勢[技有]△右田真紀子(熊本・阿蘇高)

牧野夢果(奈良・奈良育英高)○背負投(2:41)△片岡真穂(高知・高知高)

中島美雪(三重・名張高)○上四方固(1:19)△谷川有美(宮崎・宮崎商高)

佐藤瑠香(福岡・八幡工高)○上四方固(1:29)△飯島夏実(栃木・作新学院高)

【準決勝】

牧野夢果○優勢[指導2]△松本友紀子

佐藤瑠香○大内刈(0:28)△中島美雪

【決勝】

佐藤瑠香○大内刈(1:59)△牧野夢果

■78kg超級・烏帽子(埼玉栄)が全試合一本勝ちで連覇

連覇を狙う烏帽子美久(埼玉・埼玉栄高)1回戦の大蔵尚子(長崎・長崎明誠高)を崩上四方固、2回戦の四十九遥(富山・小杉高)を払腰、3回戦の大槻綸(宮城・東北)を小外刈、準々決勝の町純香(山口・西京高)を内股、そして準決勝の渡部紫織(岐阜・鶯谷高)を小外掛と、すべて一本勝ちの群を抜く強さで決勝へ勝ち上がった。

第58回インターハイ柔道競技女子78kg超級準決勝・烏帽子美久(埼玉栄高)ー渡部紫織(鶯谷高)
(写真:準決勝、烏帽子が渡辺(鶯谷)から小外掛で一本勝ち)

もつれたのは準々決勝の町の試合くらいで、これにしても、内股を小外掛で返されて一瞬ヒヤリとさせられたものの(「有効」を取り消され、ポイントにはならなかった)、烏帽子本人は「負ける気はしなかった」と至って冷静に試合を運び、GSに入って先に攻めてくる町にも動ずることなく、しっかりと組むと最後は豪快な内股で快勝して見せた。

別ブロックからは井上愛美(愛媛・新田高)が決勝へ進出。
井上は2回戦の堀江美帆(栃木・白鴎大足利高)に合技、昨年78kg級3位の山本恭奈(愛知・桜丘高)を「指導3」、準々決勝の新井えりな(東京・帝京)を内股(GS)、そして、準決勝の後藤美和(熊本・阿蘇高)を内股(GS)で破る安定した内容だった。

第58回インターハイ柔道競技女子78kg超級準決勝・井上愛美(新田高)-後藤美和(阿蘇高)
(準決勝、井上が内股で攻める)

烏帽子166cm、86kgに対し、井上は169cm、107kg。体格ではやや井上が優る。

烏帽子左、井上右のケンカ四つ。しっかりと組み合い、ともに内股を掛け合うが崩しがなく効かない。
続いて井上が両襟を掴んで引き付けて内股に入れば、烏帽子はこれを受け止め、引き手を引いて体重を乗せ、内股返で「技あり」。

第58回インターハイ柔道競技女子78kg超級決勝・烏帽子美久(埼玉栄高)-井上愛美(新田高) 第58回インターハイ柔道競技女子78kg超級決勝・烏帽子美久(埼玉栄高)-井上愛美(新田高)
(左・井上の内股)
(右・烏帽子がこれを返して「技有」)

そのまま崩袈裟固に抑えて合せ技「一本」、1分00秒。烏帽子が、団体での高校三冠に続き、個人戦で大会連覇の偉業を達成した。

第58回インターハイ柔道競技女子78kg超級決勝・烏帽子美久(埼玉栄高)-井上愛美(新田高)
(崩袈裟固を決める烏帽子)

【入賞者】

優勝:烏帽子美久(埼玉・埼玉栄高)
準優勝:井上愛美(愛媛・新田高)
第3位:渡部紫織(岐阜・鶯谷高)、後藤美和(熊本・阿蘇高)

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(優勝の烏帽子)

烏帽子美久選手のコメント

「(優勝直後、号泣のためしばらくは話せず)高校三冠のプレッシャーが凄くあったので、いま全部終わって本当にホッとしています。昨日4試合、今日6試合やっているので、どっと疲れました。高校最後の夏に、みんなで高校三冠が達成できて本当にうれしいです。でも、すぐに全日本ジュニア(9月12、13日)があるので、3日くらい休んで、また頑張ります」

【準々決勝】

後藤美和(熊本・阿蘇高)○合技(1:46)△星川志穂(山形・山形中央高)

井上愛美(愛媛・新田高)○GS内股(0:26)△新井えりな(東京・帝京高)

渡部紫織(岐阜・鶯谷高)○横四方固(1:03)△陳靖宇(新潟・日本文理高)

烏帽子美久(埼玉・埼玉栄高)○GS内股(1:11)△町純香(山口・西京高)

【準決勝】

井上愛美○GS内股(0:13)△後藤美和

烏帽子美久○小外掛(0:41)△渡部紫織

【決勝】

烏帽子美久○合技(1:00)△井上愛美


※eJudo携帯版「e柔道」8月13日掲載記事より転載・編集しています。

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