【インターハイ第2日レポート】③男子個人戦60kg級、66kg級、73kg級(2009年8月21日)
※eJudo携帯版 8月10日掲載記事より ■60kg級・志々目徹がオール一本で優勝 (決勝戦、宮崎日大・志々目が内股で一本勝ち) 決勝に進んだのは、志々目徹(宮崎・宮崎日大高)と島達人(京都・京都学園高)。 志々目は、2回戦の椿龍憧(新潟・豊栄高)、3回戦の廣田龍之介(鳥取・倉吉北高)を巴投、4回戦の伊藤優響(東京・足立学園高)を肩車、そして準決勝の駒杵嵩大(栃木・白鴎大足利高)を合技で破り、すべて一本勝ちで決勝へ進んだ。 一方、昨年もベスト8に入っている島は、初戦の橋口将貴(熊本・専修大学玉名高)に「有効」優勢勝ち、2回戦の森本峻平(愛媛・宇和島東)に崩袈裟固、3回戦の石飛祐(島根・平田高)にGSでの判定勝ち、4回戦の宮本拓実(広島・近大附福山)高に「有効」優勢勝ち、そして準決勝の澤田涼(大阪・清風高)には肩車で一本勝ちしての決勝進出だった。 決勝は、軽量級らしい小気味のいい試合となった。 志々目が左、島は右。寝技を得意とする島は、寝技に引き込むような技を多様するも、志々目はあまり寝技にはつきあわず、巴投、足技などで果敢に攻め込む。 技の出ない島に1分50秒「指導1」、3分42秒には「指導2」。 残り時間がわずかとなった3分46秒、島が勝負に出てきたところに、志々目のタイミングのいい内股が決まって「一本」。志々目が全試合一本勝ちで優勝を果たした。 (優勝の志々目選手) 志々目徹選手のコメント 「優勝は狙っていましたし、自信は少しありました。得意技は内股。決勝は、先にポイントを取ったので、逃げきろうという気持ちもありました。父も柔道をやっており、父には組み手を離すなと言われていました。将来はオリンピックで金メダルを獲りたいです」 【入賞者】 優勝:志々目徹(宮崎・宮崎日大高) 準優勝:島達人(京都・京都学園高) 第3位:駒杵嵩大(栃木・白鴎大足利高校)、沢田涼(大阪・清風高) 【準々決勝】 志々目徹(宮崎・宮崎日大高)○肩車(3:59)△伊藤優響(足立学園高) 駒杵嵩大(栃木・白鴎大足利高校)○腕挫十字固(2:09)△伊良波兼人(沖縄・沖縄尚学高) 沢田涼(大阪・清風高)○優勢[有効]△柿添大樹(奈良・天理高) 島達人(京都・京都学園高)○優勢[有効]△宮本拓実(広島・近大福山高) 【準決勝】 志々目徹○合技(3:00)△駒杵嵩大 島達人○肩固(3:42)△沢田涼 【決勝】 志々目徹○内股(3:46)△島達人 ■66kg級・地元天理の横山広伸が優勝飾る (写真:決勝の顔合わせは天理高・横山(左)と桐蔭学園・高上) 横山広伸(奈良・天理高)と高上智史(神奈川・桐蔭学園高)の2人が決勝へ進出。 横山は緒戦の白座康雄(群馬・前橋育英高)、3回戦の小寺章太(石川・鶴来高)とともにGSでの判定という際どい内容での勝ち上がりだったが、徐々に調子を上げ、4回戦では昨年2位の佐藤鉄馬(宮城・柴田)に取りつ取られつの接戦の末、払巻込と三角固の合技で勝って準決勝に進み、準決勝では清水健登(京都・京都共栄学園高)を反則勝ちで破って決勝進出を果たした。 別ブロックから勝ち上がった優勝候補の高上は、初戦の河野海(兵庫・神戸国際大附高)を肩固、2回戦の福島寛次(福井・福井工大福井高)を「有効」優勢勝ち、3回戦の佐々木優太(岩手・盛岡南高)を送襟絞、そして4回戦の高市賢悟(愛媛・新田高)を袈裟固で破って準決勝へ進み、準決勝では坂野裕次朗(高知・岡豊高)をGSでの僅差で勝って決勝へ駒を進めた。 (横山が左小外刈で「技有」を奪う) 尻上がりに調子を上げてきた地元・天理の横山は、174cmとこのクラスではかなりの長身。高上との決勝でも長い手足を利用して組み勝ち、深い懐で高上の攻めを空回りさせて優位に試合を進めた。終盤、高上が技を掛けようと動いたところに、タイミングよく左小外掛に入って「技有」を奪い、そのまま勝利をものにした。 横山広伸選手のコメント 「天理高校は団体優勝を目指してやっていましたが、団体で優勝できなかったので、個人でなんとか優勝をしたいと思い燃えていました。2年の冬に近畿大会で優勝してちょっと自信をつけて、今回もどこまでいけるか思い切りやってやろうという気持ちで臨みました」 (優勝の横山選手) 【入賞者】 優勝:横山広伸(奈良・天理高) 準優勝:高上智史(神奈川・桐蔭学園高) 第3位:清水健登(京都・京都共栄学園)、坂野裕次朗(高知・岡豊) 【準々決勝】 横山広伸(奈良・天理高)○合技(3:46)△佐藤鉄馬(宮城・柴田高) 清水健登(京都・京都共栄学園)○GS有効(1:18)△長谷川大樹(宮崎・宮崎日大高) 坂野裕次朗(高知・岡豊)○優勢[有効]△木原広樹(熊本・鹿本高) 高上智史(神奈川・桐蔭学園高)○袈裟固(3:40)△高市賢悟(愛媛・新田高) 【準決勝】 横山広伸○反則勝(3:44)△清水健登 高上智史○GS僅差△坂野祐次朗 【決勝】 横山広伸○優勢[技有]△高上智史 ■73kg級・絶好調の大成・六郷が激戦を制す (写真:決勝戦、GSで「有効」を奪って大成・六郷は拳を握り締める) このクラスには有力選手が多かったが、その中を決勝へ勝ち上がったのは西山雄希(神奈川・桐蔭学園)と六郷雄平(愛知・大成)の2人。組み合わせ的にみて、この二人の決勝対決はほぼ予想通りだったと言える。 西山は2回戦の池田宏次郎(鹿児島・甲陵)を背負投、3回戦の佐藤慎太郎(秋田・本荘)を内股、そして4回戦の長濱真太(沖縄・那覇西)を内股と、いずれも一本勝ちで準決勝に進み、準決勝でも石川純平(広島・近大附福山)を内股で破って決勝へ。 (写真:準決勝、六郷は開始早々の大外刈で見事な一本勝ち) 一方、六郷は初戦の摩嶋一整(山口・南陽工業)を合技、続く2回戦の奥田修平(滋賀・近江高)を小外刈で破って3回戦では、強敵・手嶋将太郎(東京・国士館)と対戦。ポイントを取ることができずにGSの判定となる際どい試合をなんとかものにした。 4回戦は井上倫貴(栃木・白鴎大足利)を小内刈、準決勝は森勇貴(奈良・天理)を開始14秒の大外刈で破って決勝へ進んだ。 (写真:決勝戦、六郷が袖釣込腰「有効」で先制) 決勝戦。西山、六郷の実力者同士の対決は、非常に見応えのある試合となった。 ポイントを先に取ったのは六郷。六郷は、抜群のタイミングで入った袖釣込腰で「有効」を奪った。 しかし、ここで守りに入った六郷に対して西山が大内刈に入ると、六郷は崩れながらも反応良く切り返し、両者もつれた状態で落ちる。主審は最初、六郷の「有効」とするも、すぐに副審が集まって協議し、西山の「有効」に変更。審判長も入って再度協議が行われるも、そのまま試合は続行される。 4分が終了しGSに突入。先に仕掛けたのは西山で、大内刈で攻めるが、ポイントには至らない。逆に六郷の一瞬のすきをついた体落に西山が横倒しとなり「有効」。これで勝負あり。六郷が団体戦で3試合を戦ったハンディをものともせず、見事な優勝を果たした。 (73kg級優勝の六郷) 六郷雄平選手のコメント 「決勝は先にポイントを取って守りに入ってしまったのが取られた原因。GSは先に掛けていこうと気持ちを切り替えて臨んだ。団体で優勝を逃して、チームのみんなに『絶対に優勝してね』と言われていたので、みんなの分まで頑張ろうと思っていました。先生からは楽しんでやれと言われていたので、プレッシャーを感じずにやることができました」 【入賞者】 優勝:六郷雄平(愛知・大成高) 準優勝:西山雄希(神奈川・桐蔭学園高) 第3位:石川純平(広島・近大福山高)、森勇貴(奈良・天理高) 【準々決勝】 石川純平(広島・近大福山高)○払腰(2:38)△藤田哲也(愛媛・新田高) 西山雄希(神奈川・桐蔭学園高)○内股(1:16)△長浜真太(沖縄・那覇西高) 六郷雄平(愛知・大成高)○小内刈(0:57)△井上倫貴(栃木・白鴎大足利高) 森勇貴(奈良・天理高)○肩固(3:43)△高瀬雄斗(兵庫・育英高) 【準決勝】 西山雄希○内股(2:00)△石川純平 六郷雄平○大外刈(0:14)△森勇貴 【決勝】 六郷雄平○GS有効(0:35)△西山雄希 ※eJudo携帯版「e柔道」8月10日掲載記事より転載・編集しています。 ![]() docomo版QRコード au版QRコード →eJudoトップページに戻る →「ニュース・トピックス」一覧に戻る |
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