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【インターハイ第2日レポート】②男子団体準決勝-決勝・東海大相模が強さみせつけ連覇

(2009年8月20日)
eJudo携帯版 8月10日掲載記事より

【準決勝】

準決勝は東海大相模VS上宮、国士舘VS大成。2試合場で同時に行われた。
準決勝の東海大相模は、準々決勝の苦戦が嘘のように、圧倒的な実力を見せつけた。

まず先鋒戦は、東海大相模・野村幸汰が上宮・安部恭平を大外巻込「有効」からの崩袈裟固で一本勝ち。

第58回インターハイ柔道競技男子団体準決勝・野村幸汰(東海大相模高)
(写真:東海大相模・先鋒野村が「有効」奪取)

続く次鋒戦は、東海大相模・王子谷剛志が上四方固で上宮・楳生拓也を破り2-0。
さらに中堅戦でも、東海大相模・藤井岳が上宮・岡崎恭仁を体落「技有」から崩袈裟固に抑えて合わせ技で快勝し、わずか3人で勝負を決めた。

勝負が決まっても攻撃の手を緩めない東海大相模は、この準決勝から出場した橋本壮市が60kg近い体重差をものともせず、上宮・小埜智也から一本背負投などで2つの「技有」を奪って快勝した。

大将の羽賀龍之介もこの流れに乗り、わずか38秒、体重差30kgを苦にすることもなく、佐藤潤也を内股で一蹴。
なんと5-0、しかもオール一本勝ち。
同時に試合を始めた隣の国士舘―大成戦はまだ中堅戦が始まったところだった。

第58回インターハイ柔道競技男子団体準決勝・藤井岳(東海大相模高)
(東海大相模中堅・藤井が体落で「技有」を奪う)

   東海大相模高 5-0 上宮高

(先)野村幸汰○ 崩袈裟固(1:34) △安部恭平
(次)王子谷剛志○ 上四方固(1:04) △楳生拓也
(中)藤井岳○ 合技(0:59) △岡崎恭仁
(副)橋本壮市○ 合技(2:20) ○小埜智也
(大)羽賀龍之介○ 内股(0:38) △佐藤潤也


国士舘と大成のライバル対決は、手に汗を握る大接戦となった。
昨年のインターハイは3回戦でぶつかった両校。そのときは、大成が2点を先取しながら逆転負けを喫している。それだけに、大成のこの試合に対する気持ちは特別なものがあった。

しかし先行したのは国士舘。
先鋒戦で、田中大貴が大成・高橋良介から「指導3」を奪って優勢勝ち。
本来、大成のポイントゲッターでもある高橋だが、実は今大会は右ヒザが筋炎によってパンパンに腫れ上がり、踏ん張りが利かないような状態だったという。本人の強い意志で出場させたそうだが、やはり無理があったようだ。

第58回インターハイ柔道競技男子団体準決勝・田中大貴(国士舘高)-高橋良介(大成)
(国士舘・田中と大成・高橋の先鋒戦)

しかし、この高橋の気持ちに応えたのが大成・キャプテンの六郷雄平。
六郷は、同じ73kg級のライバルでもある国士舘・手嶋将太郎から大内刈で一本勝ち。
1-1ながら内容で逆転し、試合の流れを一気に引き寄せた。

第58回インターハイ柔道競技男子団体準決勝・六郷雄平(大成高)
(大成・六郷が大内刈で一本勝ち)

中堅戦は今大会がケガからの久々の復帰戦である大成・稲木貴統が国士舘・浅沼拓海と一歩も引けを取らない気迫の試合で引き分け、大成優位のまま副将戦へ。

国士舘・井上貴裕と大成・稲田基。二人の実力を考えれば、ここは引き分けが予想される場面だが、大成にとってはまさかの展開となる。

2分30秒、稲田が場外際で掛けた大内刈が、井上にタイミングよく返され、これが「一本」になってしまったのだ。これにより一転、国士舘が断然優位になった。

第58回インターハイ柔道競技準決勝・井上貴裕(国士舘高)
(井上(右)の大内返で国士舘が逆転)

絶体絶命のピンチに追い込まれた大成の大将は清水大樹。対する国士舘は佐藤雄哉。清水には「指導3」あるいは「技有」以上のポイントが期待されたが、巧者・佐藤からポイントを奪うことはできず、結局、2-1のまま試合は終了。打倒、東海大相模に燃える国士舘が決勝進出を果たした。
あと一歩のところまで国士舘を追い詰めた大成であったが、今回も準決勝の壁を破ることはできなかった。

   国士舘高 2-1 大成高

(先)田中大貴○ 優勢[指導3] △高橋良介
(次)手嶋将太郎△ 大内刈 ○六郷雄平
(中)浅沼拓海× 引分 ×稲木貴統
(副)井上貴裕○ 大内返 △稲田基
(大)佐藤雄哉× 引分 ×清水大樹

【決勝】

決勝は2年連続、東海大相模と国士舘の対戦となった。

東海大相模・野村と国士舘・田中の先鋒戦は、野村が払腰を掛け、田中がそれをつぶして寝技で攻めるという展開が続き引き分け。

第58回インターハイ柔道競技男子団体決勝・野村幸汰(東海大相模高)-田中貴大(国士舘高)
(野村-田中の先鋒戦は引き分けに終わる)

次鋒戦は、東海大相模・王子谷と国士舘・手嶋との対戦。180cm、126kgの王子谷に対し、手嶋は168cm、73kg。手嶋は素早い動きで王子谷を翻弄し、先に王子谷の「指導」を誘うも、その後、王子谷の圧力を受けながら、引き手を取らずに掛けた技を掛け逃げと取られるなど「指導2」を受けてしまい、国士舘としては痛いポイントを失うことに。

第58回インターハイ柔道競技男子団体決勝・王子谷剛志(東海大相模高)-手嶋将太郎(国士舘高)
(次鋒戦は東海大相模・王子谷(右)が「指導2」を奪って勝利)

中堅戦の東海大相模・藤井と国士舘・浅沼の試合は、藤井の払腰に対し、浅沼が小外掛で返しを狙うという展開で試合が進み、ともにポイントなく引き分け。

第58回インターハイ柔道競技男子団体決勝・藤井岳(東海大相模)-浅沼拓海(国士舘高)
(藤井-浅沼の中堅戦はポイントのないまま引き分け)

大将に羽賀が控える東海大相模に勝つには、副将戦での勝利が絶対に必要な国士舘。 井上は、準決勝の大成戦でもいい仕事をしており期待されたが、東海大相模の橋本が小内刈からの朽木倒で一本勝ち。ヒジの状態が万全でなく、準決勝、決勝のピンポイントでの起用だった橋本が、その期待に見事に応える活躍で優勝を決めた。

第58回インターハイ柔道競技男子団体決勝・橋本壮市(東海大相模高)
(東海大相模副将・橋本が朽木倒で一本勝ちし優勝を決める)

優勝が決まった後の大将戦。
「しっかりとどめを刺せ」という高橋洋樹監督の檄に応えるように、羽賀は軽量ながらもしぶとい佐藤を圧力をかけて追い詰め、最後は内股で完勝した。

第58回インターハイ柔道競技男子団体戦決勝・羽賀龍之介(東海大相模高)
(東海大相模大将・羽賀が内股で一本勝ち)

次鋒戦の「指導2」が勝敗の分かれ目となったものの、3-0という内容が納得できるほど、東海大相模の実力は頭一つ抜けていたと言っていいだろう。中でも羽賀龍之介の実力はまさに“超高校級”。シニアでも十分に活躍できると言われている。
体重は100kg級。ライバルは全日本王者の穴井隆将ということになる。
まずは、明日の個人戦。どんな勝ち方をするかに注目だ。

   東海大相模高 3-0 国士舘高

(先)野村幸汰× 引分 ×田中大貴
(次)王子谷剛志○ 上四方固 △手嶋将太郎
(中)藤井岳× 引分 ×浅沼拓海
(副)橋本壮市○ 朽木倒 △井上貴裕
(大)羽賀龍之介○ 内股(2:17) △佐藤雄哉

第58回インターハイ柔道競技男子団体・高橋洋樹監督(東海大相模)
(胴上げされる東海大相模・高橋監督)

高橋洋樹監督のコメント

「優勝はみんなが自分の柔道をしっかりやってくれたから。羽賀に頼らない、羽賀に決めさせるのではなく、羽賀の前に決めるということを考えて、みんなやっていたが、決勝もその通りになってよかった。橋本はヒジを骨折してここまで出られず悔しい思いをしていた。いい場面で期待に応えてくれた。“2年連続3冠”という目標に対するプレッシャーもあったから、やっと終わったという気持ちが本音です。まだ個人戦がありますから、気を引き締めて頑張ります」

【男子団体入賞校】

優勝:東海大相模高校(神奈川)
準優勝:国士舘高校(東京)
第3位:大成高校(愛知)、上宮高校(大阪)
ベスト8:箕島高校(和歌山)、静岡学園高(静岡)、天理高校(奈良)、東海大仰星高校(大阪)

第58回インターハイ柔道競技男子団体戦優勝・東海大相模高
(優勝の東海大相模高)

第58回インターハイ柔道競技男子団体戦準優勝・国士舘高
(準優勝の国士舘高)

第58回インターハイ柔道競技男子団体戦第3位・上宮高
(第3位の上宮高)

第58回インターハイ柔道競技男子団体戦第3位・大成高
(第3位の大成高)

※eJudo携帯版「e柔道」8月10日掲載記事より転載・編集しています。

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