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朝飛道場が2連覇達成・全国少年柔道大会団体戦

(2009年5月9日)

eJudo携帯版 5月8日掲載記事より


全国少年柔道大会決勝・米山魁人(朝飛道場)
(朝飛道場・米山(左)が50kgの体重差を跳ね返して内股透で一本勝ち)

第29回全国少年柔道大会は5日、講道館(東京)で行われ、5年生2名・6年生3名で争う団体戦は朝飛道場(神奈川)が2連覇を達成した。

決勝の相手は大方の予想通り力善柔道クラブ(茨城)。安定した試合運びで初の決勝進出を決めた、平均体重85kgの大型チームだ。

度々合同稽古を組み、お互いの手のうちを知りつくした両チームの戦いは稀に見る熱戦。

先鋒戦は朝飛道場・小野優太が手堅く試合を進め1分11秒上四方固で一本勝ち。
ポイントゲッター同士の対戦となった次鋒戦は朝飛・辻湧人と力善・新井剛の巨漢対決。一進一退の攻防が続いたが、中盤に新井が自らの大外刈の戻り際に内股に鋭く変化するとこれが「技有」。辻は小外刈、体落で必死に追いかけたが及ばずそのまま新井の優勢勝ち。
中堅戦は引き分けに終わりスコアは1対1、内容差でわずかに朝飛道場がリードのまま試合は後半戦へともつれ込んだ。
副将戦は力善のエース大賀興一が怒涛の攻めを見せ、連続攻撃から体落で「技有」を奪うとそのまま抑え込んで一本勝ち。

全国少年柔道大会決勝・大賀興一(力善柔道クラブ)
(力善・大賀が内股で技有を奪う)

新井・大賀が取る必勝パターンでこの試合初めてリードを奪い俄然勢いづく力善柔道クラブに対して、朝飛道場は一本勝ち以外勝利への道がない苦しい状況に陥ったが、ここで大将の米山魁人が大仕事。開始13秒、相手の内股を透かしそこに思い切り自らの内股を合わせると力善・新井大輔の107kgの巨体が一回転し見事な「一本」。劇的な幕切れで朝飛道場が逆転勝利し、初の連覇を飾った。

【決勝戦】

朝飛道場 ②-2 力善柔道クラブ
(先)小野優太○ 上四方固(1:11) △大賀廣和
(次)辻湧人△ 優勢[技有・内股] ○新井剛
(中)渡辺大輝× 引分 ×竹村彰太
(副)鈴木連次△ 合技[内股・横四方固](1:05) ○大賀興一
(大)米山魁人○ 内股透(0:13) △新井大輔

エースの賀持貴道が直前の負傷で欠場という苦しい状況での連覇に「みんなが力を合わせて優勝できた。神様っているんだなと思いました。」と笑顔を見せた朝飛道場・朝飛大監督。「私の気持ちが下がったら生徒の気持ちも下がる。生徒には常に「強気でいけ」と指示しましたが、まず自分自身が強気でいなければと思っていました。」とこの日の試合を振り返った。

一番苦しかった試合には、との問いには「決勝戦」と即答。
これまで度々手合わせし決着がつかなかった辻-新井の対決で敗北を喫し、大将戦を残してリードを許すという苦しい状況だったが「辻が取られて流れが向こうに行くかと思ったが、米山が踏ん張ってくれた。初戦でも苦戦したが、結局自分は何も出来ず、今日はすべて子供たちが教えてくれました」と選手への感謝を口にした。
今後の目標はと水を向けられると「楽しく柔道をさせること、大きい柔道をさせること」とにこやかに語り、連覇の喜びを噛み締めていた。

第29回全国少年柔道大会優勝・朝飛道場
(優勝の朝飛道場)

一方、王者・朝飛道場をあと一歩まで追い詰めながら惜敗した力善柔道クラブ・杉村圭介監督は「今日は完全に子供たちを信じきる試合ができ、驕りではなく優勝を確信していた。実際に子供たちは負けていないし勝っていたと思うが、最後に勝負を分けたのは指導者の差。朝飛先生が長年積み上げてきたものに自分が及ばず、最後に柔道の神様が向こうに旗をあげたのだと思っています。」とコメント。「逃げずに攻め切った子供たちを褒めてやりたい。」と選手をねぎらい、「次の目標は全日本選抜少年大会。一段上のメンバーが組めますし、日本一を狙います」と力強く次の目標を掲げた。

体重差50kgの相手に挑む米山に「負けて来い!返されて投げられるくらい思い切りいかないと勝てないぞ」と檄を飛ばしたという朝飛道場・朝飛監督。「逃げは一切指示しなかった。最後まで攻めきらせるつもりだった」と語った力善柔道クラブ・杉村監督。ともに、「しっかり組んで一本を狙う」ことがポリシーの両チームが演じた少年柔道らしい内容の決勝戦に、会場の観客からは大きな拍手が送られていた。

3位には、昨年全国王者の山田伊織を擁する羽島柔道少年団(岐阜)、近畿で圧倒的な力を見せて前評判の高かったミキハウス柔道教室(大阪)が入賞した。

大石道場の23年連続出場を阻んでの初出場で話題となった羽田野道場(愛知)は2回戦で朝飛道場に惜敗。粘り強く戦ったが、次鋒戦で辻湧人に喫した1点を取り返すことができなかった。

【入賞者・成績上位者】

優勝:朝飛道場(神奈川県)
準優勝:力善柔道クラブ(茨城県)
第3位:羽島柔道少年団(岐阜県)、ミキハウス柔道教室(大阪府)

ベスト8:松任柔道スポーツ少年団(石川県)、広畑柔道教室(兵庫県)、宇摩柔道会(愛媛県)、怒濤館石津道場(奈良県)

技術優秀賞:米山魁人・辻湧人・小野優太(朝飛道場)、大賀興一・竹村彰太・新井剛(力善柔道クラブ)、山田伊織・河口聖弥(羽島柔道少年団)、樋口裕大・山本瑛介(ミキハウス柔道教室)

第29回全国少年柔道大会準優勝・力善柔道クラブ
(準優勝の力善柔道クラブ)

第29回全国少年柔道大会第3位・羽島柔道少年団
(第3位・羽島柔道少年団)

第29回全国少年柔道大会第3位・ミキハウス少年柔道教室
(第3位・ミキハウス少年柔道教室)


■準決勝

朝飛道場 3-1 羽島柔道少年団
(先)小野優太○ 横四方固(1:43) △渡邊神威
(次)辻湧人○ 優勢[注意] △田中大地
(中)渡辺大輝○ 優勢[技有・内股] △八木雅憲
(副)鈴木連次× 引分 ×河口聖弥
(大)米山魁人△ 合技[大外返・袈裟固](0:36) ○山田伊織

全国少年柔道大会準決勝・渡辺大輝(朝飛道場)
(朝飛道場中堅の渡辺の内股が「技有」となる)

朝飛道場がその選手層の厚さを見せ付ける形で2年連続の決勝進出を決めた。
小野・辻の5年生コンビが強力な朝飛道場は前重心、一方、昨年全国個人優勝の山田伊織を大将に配する羽島柔道少年団は後半に勝負を持ち込みたい後重心の戦力構成。
朝飛道場勝利の立役者はエース賀持の欠場でレギュラー入りした中堅・渡辺大輝。2点リードの状況で登場し、勢いを切らずに内股で「技有」を奪い優勢勝ち。副将以降で取り返したい羽島柔道少年団の目論見を挫き一気に勝負を決めた。

力善柔道クラブ 2-1 ミキハウス柔道教室
(先)大賀廣和△ 内股(1:16) ○山本瑛介
(次)新井剛○ 横四方固(0:48) △安田夢飛
(中)竹村彰太× 引分 ×樋口裕大
(副)大賀興一○ 払腰(0:09) △大倉みさき
(大)新井大輔× 引分 ×東部雄大

全国少年柔道大会準決勝・大賀興一(力善柔道クラブ)
(力善・大賀の豪快な払腰)

ここまで抜群の安定感で勝ち上がってきた力善柔道クラブが準決勝も手堅い試合ぶりで初の決勝進出を決めた。
学年落ち出場の先鋒・大賀(廣)が一本負けを喫したものの、次鋒のポイントゲッター新井剛はまず小外刈で有効を奪い横四方固で一本勝ちという隙のない戦いぶり。
副将の大賀(興)がわずか9秒、豪快な払腰で一本勝してリードを奪うと、大将の新井(大)はしっかりと攻めながら引き分け。
ポイントゲッター2人が確実に得点、展開を渡さずに試合を終えるという理想的な戦いぶりで、ミキハウス柔道教室につけいる隙を与えなかった。

■準々決勝

朝飛道場 3-1 松任柔道スポーツ少年団
(先)小野優太○ 小外掛(0:18) △池本力哉
(次)辻湧人× 引分 ×粂田晴乃
(中)渡辺大輝△ 優勢[技有・大外刈] ○車多慶一郎
(副)鈴木連次○ 優勢[有効・大内刈] △高橋尚生
(大)米山魁人△ 内股(0:10) ○小田大雅

羽島柔道少年団 ①-1 広畑柔道教室
(先)渡邊神威× 引分 ×上野凌典
(次)田中大地× 引分 ×田中美月
(中)八木雅憲× 引分 ×鍋倉那美
(副)河口聖弥△ 上四方固(2:08) ○廣畑海瑠
(大)山田伊織○ 袈裟固(0:44) △林光一
(代)山田伊織○ 袈裟固(0:47) △廣畑海瑠

ミキハウス柔道教室 1-0 宇摩柔道会
(先)山本瑛介○ 合技(大外刈・払腰) △三好聖馬
(次)安田夢飛× 引分 ×猪野寛斗
(中)樋口裕大× 引分 ×藤山未来
(副)大倉みさき× 引分 ×立川新
(大)東部雄大× 引分 ×斎藤大雅

力善柔道クラブ 2-1 怒涛館石津道場
(先)大賀廣和× 引分 ○源田昇弘
(次)新井剛○ 横四方固(0:50) △西岡力哉
(中)竹村彰太× 引分 ×仲尾航介
(副)大賀興一○ 崩上四方固(1:54) △砂田将吾
(大)新井大輔△ 小外刈(0:49) ○東阪泰輔

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【1回戦】
外町少年柔道クラブ 0-5 羽田野道場
東御市東部柔道教室 ①-1 福庭柔道教室
芦塚柔道場 2-0 宇多津体協柔道部
松任柔道スポーツ少年団 2-1 五十嵐道場
宇治柔道会 0-2 松前柔道塾
橘柔道教室 3-2 久慈市立三船十段記念館
石和柔道会 2代ー2 養徳館
宜野湾署スポーツ少年団 2-1 阿波市柔道教室
高尾警察少年柔道部 3-0 桜木柔道クラブ
岩舟柔道会 2代ー2 三重武道館
登別誠有館有櫛道場 1-3 雄和柔道クラブ
大豊学舎 0-4 白根柔道連盟鳳雛塾
さくら柔道塾 2-3 西部柔道クラブ
安積柔道スポーツ少年団 0-3 神士館
剛柔舘藤田道場 1-4 和田道場
誠道館道場 1-① 明倫館杉崎道場

【2回戦】
朝飛道場 1-0 羽田野道場
東御市東部柔道教室 0代-0 七ヶ浜柔道スポーツ少年団
大津柔道会 1-3 芦塚道場
松任柔道スポーツ少年団 2-0 高橋道場
羽島柔道少年団 1-0 松前柔道塾
橘柔道教室 1-3 開星柔道クラブ
広畑柔道教室 4-0 石和柔道会
宜野湾署スポーツ少年団 1-2 三国町柔道教室
可部道場 2-② 高尾警察少年柔道部
岩舟柔道会 1-4 ミキハウス柔道教室
佐藤道場 ①-1 雄和柔道クラブ
白根柔道連盟鳳雛塾 2-② 宇摩柔道会
力善柔道クラブ 3-0 西部柔道クラブ
神士館 1-3 西之表黒潮柔友会
大西道場スポーツ少年団 0-4 和田道場
明倫間杉崎道場 0-4 怒濤館石津道場

【3回戦】
朝飛道場 3-0 東御市東部柔道教室
芦塚道場 1-2 松任柔道スポーツ少年団
羽島柔道少年団 2-1 開星柔道クラブ
広畑柔道教室 2-0 三国町柔道教室
高尾警察少年柔道部 0-3 ミキハウス柔道教室
佐藤道場 1-2 宇摩柔道会
力善柔道クラブ 4-0 西之表黒潮柔友会
和田道場 1-1代 怒濤館石津道場


写真:K2PhotoClub 國井敬児

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