(2009年5月3日)
※eJudo携帯版 4月30日掲載記事より 全日本柔道選手権は準々決勝が行われ、生田秀和・穴井隆将・棟田康幸・立山広喜の4人が準決勝に進出した。 (写真:松本は距離をとって生田に対抗) 【生田秀和○ 優勢[注意] △松本雄史】 -試合経過- 3:22 指導(両者・「取り組まない」) 5:05 注意(松本・「取り組まない」) 80kgの小兵・松本は巨漢の生田に対し組み際の小内刈、小内巻込で対抗。一方の生田も組み合っての内股に、松本の組み手を流しての裏投で展開を渡さない。 がっぷり組むことを避けたい松本が組み手を切る展開が長くなり5分5秒、「取り組まない」反則で松本に「注意」。 このままポイントなく時間となり生田が準決勝に進出した。
(写真:穴井が鈴木を背負投で破る) 【穴井隆将○ 背負投(0:27) 鈴木桂治】 全日本選手権3度優勝の王者・鈴木に、目下絶好調の新鋭穴井が挑む一戦。 27秒、釣手を持たせてもらえない穴井は意表をつく片襟の背負投。鈴木は外側に回りこんでかわそうとするが穴井の決めが強くそのまま一回転して文句なしの「一本」。 会場を揺るがす大歓声の中、思わず拳を握り締める穴井。同じ階級の第一人者として長年越えられない壁であった鈴木を文句なしの「一本」で破りこの1年の成長ぶりを見せ付けた。 (写真:斎藤が肩車で棟田を深々と担ぐ) 【棟田康幸○ 優勢[技有・大腰] 斎藤制剛】 -試合経過- 1:18 有効(斎藤・肩車) 2:13 技有(棟田・大腰) 5:52 教育的指導(棟田) 81kg級国内王者のベテラン斎藤制剛がその本領を発揮し武道館を大いに盛り上げた。 1分18秒、棟田が斎藤の右脇を差したところを、その腕を抱えて得意の肩車。深く潜り込まれてしまった棟田は手をついてかわすが回転を止められず「有効」。小兵の斎藤のほとんど「技有」、あわや「一本」という大技に館内大いに沸く。 その後も強気に攻める斎藤だが、その強気が裏目に出た。2分13秒、奥襟を叩いた棟田に対して脇を差し返し、腰をつけて対抗してしまい、この体勢を利用した棟田が大腰で「技有」奪取。 しかし斎藤はその後も巨漢の棟田に一歩も引かず、終了8秒前には逃げ切りをはかった棟田に「教育的指導」。 試合はそのまま棟田が勝利。斎藤は大魚を逸したがその曲者ぶりを如何なく発揮して世界無差別王者の棟田を追い詰め、男を上げた形となった。 棟田は勝利こそ得たものの、その消極的な内容と、再三試合を止める試合態度に場内からは厳しい叱咤が相次いだ。 (写真:立山が先手を取って高井に攻め込む) 【立山広喜○ 優勢[注意・場外] 高井洋平】 -試合経過- 3:15 注意(高井・場外) 立山左、高井左の相四つ。 立山は序盤から内股で連続攻撃で優位に立つ。上背のある立山は組み負ける場面もなくプレッシャーを掛け、3分15秒には不用意に場外に出てしまった高井に「注意」が与えられる。 高井はその後得意の大内刈、内股で攻めるが懐の深い立山を崩しきれず、ポイントにつながる技はなし。立山が初の準決勝進出を決めた。 昨冬の世界無差別選手権敗退以降精彩を欠く高井だが、この日もその流れをひきずった格好。煮え切らない試合ぶりで五位に終わった。 写真:K2PhotoClub 國井敬児 →eJudoトップページに戻る →「ニュース・トピックス」一覧に戻る