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春日柔道クラブが初優勝・全日本選抜少年大会小学生の部

(2008年9月23日)

eJudo携帯版 9月22日掲載記事より

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(写真:決勝戦、中堅の岩渕(春日柔道クラブ)が小外掛を押し込んで技有を奪う)

平成20年度全日本選抜少年柔道大会は21日、東京武道館(東京都)で行われ、小学生の部は春日柔道クラブ(東京都)が初優勝、初の全国タイトルを手にした。

決勝の相手は関東地区王者の松前柔道塾(東京)。
この相手に春日柔道クラブは本大会の予選であるマルちゃん杯関東少年柔道大会決勝、日整全国少年大会東京予選準決勝とここまで直接対決2連敗中。
大将に大駒・村田大祐を擁する強力布陣に勝利するには一本勝ちで先制する前半勝負の展開が必須と思われた。

試合はそのプレッシャーの中、先鋒のエース野村琢眞が冷静な戦いぶりを披露し肩固で一本勝ち。
次鋒堀田は相手のポイントゲッター横山稜悟に優勢負けしたが、勝負どころと目された中堅戦では岩渕将也が2分50秒に小外掛で「技有」を奪取、そのまま抑え込んで一本勝ちし2対1とリード。
副将戦は朝比奈沙羅が危なげない試合で引き分け、この時点で春日柔道クラブの優勝が確定した。

前半、ポイントゲッターの野村、横山を出し合った時点で内容差ながら春日柔道クラブ゙がリード。その差がそのまま勝敗を分けた。代表戦になれば松前有利と目されていただけに、しっかりと一本を奪った野村・岩渕の仕事ぶりが光った一戦だった。

優勝した春日柔道クラブ・向井幹博監督の口からは「松前柔道塾には関東予選で代表戦の末に負けている。いい柔道をするチーム、素晴らしい指導者のいるチームです。」とまず相手を称えるコメント。
「(講道館という)恵まれた環境に恥じない試合をしてほしいという思いで選手を送り出した。まだまだ見苦しい試合もありますが、選手が本当によく頑張ってくれました。」と目に涙をにじませた。

今年の春日柔道クラブ、春の全国少年大会時点では例年に比べ決して評判の高いチームではなかった。
が、「4月から夏に掛けて歴代一番成長したチーム」と向井監督が語る通り夏の猛稽古を経て補欠を含めたチーム全体が急成長。
「今日の試合でも、(全少に出ていない)堀田・高田がいちばん頑張ったと思います」と胸を張り、選手を称えた。 

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(写真:フレッド・ワダ杯獲得の野村)

選手たちが挙げた勝因は団結力。
エース格の野村琢眞が「関東で(松前柔道塾に)負けたのは団結力の差。今回は皆が団結していた。」と語り、全国大会で活躍してきた朝比奈沙羅も「大将の高田君がいなければ日本一はなかった」と涙ながらに試合を振りかえりチーム全体での勝利を強調した。
「プレッシャーはあったが、僕に出来ないことはまわりの選手がやってくれるという気持ちでした」と語る野村はオール一本勝ちでフレッド・ワダ杯を獲得。小学生最後の全国大会を最高の形で締めくくった。

生徒の人数が多く一人一人に掛ける時間がなかなか取れない中、「効率のいい稽古、時間を無駄にしない稽古」を心がける毎日は試行錯誤の連続。その中で磨き上げた指導が結実し、見事に栄冠を勝ち取った春日柔道クラブ。
向井監督の「「講道館が優勝する」ことには自身疑問がないわけではないが、一度は日本一になりたいという思いだった。講道館の役割として、試行錯誤で得たもの、日々培ったものをしっかりとまわりに伝えていきたい。」との言葉で大会を締めくくった。

昨年優勝の芦塚柔道場(宮崎)は準決勝で松前柔道塾に惜敗。週6日、乱取り1時間以上の猛稽古で鍛え上げてきたが、芦塚都土通監督は「闘争心という面でも今年のチームは資質に欠ける面があったかもしれない。昨年は6割方優勝という見込みで大会に臨んだが今回はそれでいうと4割くらいでしょうね。」と淡々。が、準々決勝で全少王者、朝飛道場を破った試合に話が及ぶと「向こうは4年生が2人。低学年に負けたら恥ずかしいぞ、と選手に発破を掛けた」とプライドを垣間見見せた。
「選手・指導者ともに「日本中の誰にも負けない努力をしたと胸を張れるものだけが日本一を目指す資格がある。」と語る芦塚監督。「日整全国大会は残っているが、まずは来年の全少県予選を目指して立て直したい」と再出発を誓っていた。

実力ナンバーワンの呼び声が高かった羽島柔道少年団(岐阜)は、準々決勝で敗退。前評判に違わぬ素晴らしい柔道を披露していたが松前柔道塾の大将・村田の執念の前に代表戦で破れベスト8で姿を消した。

超小学生級・植田恭介を擁する怒濤館石津道場も準々決勝で棟田武道館(愛知)に惜敗。

元世界王者小川直也が率いる小川道場(神奈川)は1回戦で敗退。全国大会の常連・三国町柔道教室(福井)の試合巧者ぶりの前に先鋒の1失点を最後まで取り返せず、初の全国大会挑戦を終えた。


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(写真:優勝の春日柔道クラブ)

■小学生の部■
優勝:春日柔道クラブ(東京都)
準優勝;松前柔道塾(東京都)
第3位;芦塚柔道場(宮崎県)、棟田武道館(愛媛県)

フレッド・ワダ杯(最優秀選手):野村琢眞(春日柔道クラブ)

優秀選手賞:村田大祐(松前柔道塾)、牧野雅明(芦塚柔道場)、坂東敦(棟田武道館)


【決勝】

春日柔道クラブ ②-2 松前柔道塾
(先) 野村琢眞○ 肩固 △武井優太
(次)堀田裕希△ 技有優勢 ○横山稜悟
(中)岩渕将也○ 上四方固 △楢原爽太
(副)朝比奈沙羅× 引分 ×村田圭介
(大)高田明旺△ 合技 ○村田大祐

【準決勝】

春日柔道クラブ 3-1 棟田武道館
野村琢眞○ 横四方固 △池田真梨
堀田裕希× 引分 ×下野将司
岩渕将也○ 大外刈 △木岡遼
朝比奈沙羅△ 崩上四方固 ○坂東篤
高田明旺○ 合技 △岩城唯

松前柔道塾 ①-1 芦塚柔道場
(先)武井優太× 引分 ×竹下将樹
(次)横山稜悟○ 大外刈 △上杉哲平
(中)楢原爽太△ 技有優勢 ○牧野雅明
(副)村田圭介× 引分 ×甲斐拓海
(大)村田大祐×引分×大畑公祐

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(写真:準決勝、松前柔道塾の横山がポイント連取で相手を圧倒)

【準々決勝】

芦塚柔道場 2-1 朝飛道場(神奈川)
(先)竹下将樹×引分×米山魁人
(次)上杉哲平○有効優勢△小野優太
(中)牧野雅明○小外刈△賀持貴道
(副)甲斐拓海×引分×辻湧斗
(大)大畑公祐△崩袈裟固○浅野未来

松前柔道塾 ①代1 羽島柔道少年団(岐阜)
(先)武井優太×引分×渡邊伊織
(次)横山稜悟×引分×吉田優平
(中)楢原爽太×引分×馬島宣克
(副)村田圭介△内股○三輪龍志
(大)村田大祐○袖釣込腰△山田伊織
(代)村田大祐○僅差3-0△三輪龍志

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(写真;村田大祐(松前柔道塾)と三輪龍志(羽島柔道少年団)のエース対決)

春日柔道クラブ ②-2 本吉塾(福岡)
(先)野村琢眞○肩固△笠原大雅
(次)堀田裕希△技有優勢○澤田航
(中)岩渕将也○払腰△田中天
(副)朝比奈沙羅×引分×松尾雅己
(大)高田明旺△技有優勢△山田琢也

棟田武道館 2-1 怒濤館石津道場
(先)池田真梨○有効優勢△辻本晴
(次)下野将司×引分×砂田将吾
(中)木岡遼×引分×西浦圭祐
(副)坂東篤○合技△東阪泰祐
(大)岩城唯△内股○植田恭介


写真:K2PhotoClub 國井敬児

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