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第11回全日本女子ジュニア体重別選手権・結果詳細

(2008年9月14日)

eJudo携帯版 9月13日掲載記事より

第11回全日本女子ジュニア体重別選手権大会は13日、埼玉県立武道館で行われ、70kg級では田知本遥(小杉高3年)が初優勝を飾った。

78kg超級の大本命・田知本愛(東海大2年)は決勝で山部佳苗(旭川大高3年)の内股透を食って一本負け。

70kg級の上野巴恵(三井住友海上)は初戦で長身の馬場菜津美(埼玉栄高校2年)を捌き損ねて敗退。
48kg級の浅香夕海(東海大1年)も初戦で遠藤宏美(比叡山高1年)に敗れた。


■48kg級■

優勝;遠藤宏美(比叡山高1年)
準優勝:黒江優希(山梨学院大1年)
第3位:浅香夕海(東海大学1年)・田中陽子(立命館大学2年)

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(写真・序盤の肩車で遠藤がポイント先取)

【決勝】遠藤宏実○有効優勢△黒江優希

優勝候補筆頭の浅香夕海は3回戦で遠藤に敗退。
序盤に遠藤の朽木倒で「効果」を奪われ、足技を中心に追いかけたが決定打に欠け、最後までポイントを挙げる気配のないまままさかの敗戦となった。
浅香は7日の東京学生を制し好調と思われたが「変にプレッシャーを感じてしまった。絶対に優勝しなければという気持ちが空回りし、ポイントをリード゙された後は頭が真っ白になってしまった」と語り、「相手が強かったということ」と試合を振り返った。

決勝はその遠藤と黒江優希が対戦。
遠藤右、黒江は左のケンカ四つ。遠藤はこの試合も相手にペースを掴ませる前に29秒、肩車で「有効」を奪取。その後は冷静に戦って逃げ切り、見事栄冠を勝ち取った。

昨年度の全国中学大会優勝、春のチューリンゲン国際優勝の遠藤は高校1年生にして早くもビッグタイトルの獲得。
「みな年上なので一つでも多く勝とうとだけ考えていた。開き直って挑戦者の気持ちで戦えた」と勝因を分析していた。

【プールファイナル】
遠藤宏実○効果優勢(小内刈)△森崎由理江(宮崎日大高3年)
黒江優希○有効優勢(背負投)△近藤香(帝京大2年)

【3位決定戦】
田中陽子(立命館大2年)○GS3-0△森崎由理江
浅香夕海○大内刈(1:33)△近藤香

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(写真・48kg級優勝の遠藤)


■52kg級■

優勝:加賀谷千保(藤枝純心高3年)
準優勝:橋本優貴(金沢学院大1年)
第3位:堀井江里子(同朋高3年)、斉藤美貴(埼玉大1年)

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(写真・加賀谷が鋭い小内刈でポイントを奪う)

【決勝】
加賀谷千保○効果優勢△橋本優貴

決勝は加賀谷左、橋本右のケンカ四つ。加賀谷は開始45秒に鋭い小内刈を放ち「効果」を奪取。橋本は相手の動きをよく見て寝技でしぶとく攻めるが、加賀谷はうまく試合をコントロールして最後まで危なげない戦いぶり。地力を見せ付けた加賀谷が2連覇を達成した。

昨年のこの大会、今年のアジアジュニア、フランスジュニア、インターハイと勝ちを重ねている加賀谷。マークされる立場のこの大会でも優勝して安定した実力をアピールした形だ。

【プールファイナル】
加賀谷千保○優勢(指導2)△平林るい
橋本優貴○横四方固△広川也未(帝京大学2年)

【3位決定戦】
堀井江里子○肩固(4:10)△広川也未
斉藤美貴○GS3-0△平林るい

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(52kg級優勝の加賀谷)


■57kg級■

優勝:大友真貴子(東海大1年)
準優勝:塩瀬絢子(埼玉栄高3年)
第3位:瓜生愛子(帝京高3年)、牧志津香(筑波大学1年)

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(写真・大友が袖釣込腰「技有」で先制)

【決勝】
大友真貴子○技有優勢△塩瀬絢子

決勝は埼玉栄高の先輩後輩・昨年と今年のインターハイ王者同士の対戦となった。
まず先輩の大友が開始43秒、袖釣込腰で強引に持っていき「技あり」を先制。
このまま流れは大友かとも思ったが、パワーに勝る塩瀬は臆せず奥襟を叩き続け、1分40秒、またも大友が強引に担ごうとしたところを今度は一歩引いて落とし「効果」を取り返す。
大友は足を飛ばしながら袖釣込腰を狙うが塩瀬のパワー溢れる攻めに徐々に下がり始め、3分28秒には大友に「指導」。
しかし最後はうまく捌いた大友が逃げ切り、この大会初の優勝を飾った。
大友はプールファイナルで瓜生愛子に内股「技有」を取られるなど不安定さも垣間見せたが勝負を見る目の確かさが光った。

昨年優勝、アジアジュニア王者の牧志津香は一本勝ちを連ねて順調にプールファイナルまで勝ち上がったが、塩瀬絢子の背負投で豪快に畳に叩き付けられ一本負け。2連覇はならなかった。
昨年講道館杯2位の牧を投げ、決勝でも力強い柔道を見せた塩瀬の健闘が光る階級となった。

【プールファイナル】
塩瀬絢子○背負投△牧志津香
大友真貴子○崩袈裟固(2:27)△瓜生愛子

【3位決定戦】
瓜生愛子○袈裟固(2:20)△川口彩乃(旭川南高3年)
牧志津香○大外返(3:01)△田中友里(比叡山高2年)

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(写真・57kg級優勝の大友)


■63kg級■

優勝:太田晴奈(淑徳高1年)
準優勝;松岡睦(岡豊高3年)
第3位:菊川優希(宮崎商高3年)、小倉菜津子(東海大2年)

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(写真・大田が見事な内股で逆転勝ち)

【決勝】
大田晴奈○内股(1:50)△松岡睦

昨年の全中王者、高校1年生の大田が逆転勝ちでビッグタイトルを手にした。
松岡睦との決勝は試合開始から完全に相手のペース。1分2秒大外返「効果」、1分30秒には袖釣込腰でほとんど一本に近い「技有」を奪われ圧倒されたが、直後に思い切りよく内股に入ると相手の体は大きく宙に浮き豪快な一本勝ち。
昨年、今年とインターハイ3位の松岡は最後の詰めを誤って大魚を逸した。

優勝候補筆頭、昨年の王者でアジアジュニアチャンピオンの菊川優希は3回戦で小倉菜津子に「効果」を奪われ敗退したが、敗者復活戦で中里友理子(埼玉栄高3年)、3位決定戦で山本小百合(阿蘇高3年)と同学年のライバルに優勢勝ちし3位を確保した。

【プールファイナル】
大田晴奈○有効優勢(体落)△小倉菜津子
松岡睦○有効優(崩上四方固)△山本小百合

【3位決定戦】
菊川優希○効果優勢(体落)△山本小百合
小倉菜津子○効果優勢(小内巻込・払腰)△小林桃子(藤村女子高3年)

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(写真・63kg級優勝の大田)


■70kg級■

優勝:田知本遥(小杉高3年)
準優勝:馬場菜津美(埼玉栄高2年)
第3位:高橋千尋(三井住友海上)、唐鎌千鶴(帝京高3年)

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(写真・田知本が冷静に大内刈でポイントを奪う)

【決勝】
田知本遥○有効優勢△馬場菜津美

優勝候補筆頭の上野巴恵が初戦敗退。
長身で手足の長い馬場菜津美に奥襟を叩かれ、動きが止まってしまった。終始先に技を掛けられ続け、内股巻込「効果」、「指導」、払巻込「有効」と立て続けにポイントを失った上に崩袈裟固に抑え込まれる完敗だった。見た目にコンディションも悪く試合途中で負傷したようだが、組み手の手順を変えずに奥を叩かれ続ける展開には上野らしさは全く見られなかった。

決勝は順当に勝ち上がった田知本遥とその馬場との戦い。
「自分の柔道をしようと心がけているうちにペースを握れた」と懐の深さと強気に上から叩く組み手で勝ち上がってきた馬場だが、この試合は田知本の方が一枚上手だった。
試合後、「普段左相四つの大きい選手と稽古しているし、むしろ相性の良いタイプ」と語った通り、時には自身が両袖を握る形で馬場の釣手を完全に封じ、43秒に大内刈で「有効」を奪取。そのまま馬場に全く柔道をさせずに危なげなく勝利を決めた。田知本はこれが全日本ジュニア初優勝。

3位には3回戦で田知本とGSにもつれ込む激戦を演じた唐鎌千鶴(帝京高3年)、高橋千尋(三井住友海上)が入った。

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(写真・馬場の釣手を封じる田知本)

【プールファイナル】
馬場菜津美○内股(1:42)△亀本伶愛(常翔学園高校)
田知本遥○有効優勢(払巻込)△高橋千尋

【3位決定戦】
高橋千尋○有効優勢(内股)△浅井仁美(東海大学1年)


■78kg級■

優勝;緒方亜香里(阿蘇高3年)
準優勝:佐藤瑠香(八幡工高2年)
第3位:石本智子(福岡大学1年)、下田美紗季(前橋商高3年)

【決勝】
緒方亜香里○不戦勝△佐藤瑠香

昨年のインターハイを1年生で制した佐藤、今年度インターハイ王者の緒方という好カードの決勝戦だったが、佐藤がプールファイナルで鎖骨を骨折し決勝を棄権。
戦わずして緒方の初優勝が決定した。
「やっぱり試合をやって優勝したかった」と語る緒方は今年度に入ってから進境著しく、インターハイのオール一本勝ちに続きこの日も圧倒的な内容。
「ロンドン五輪で金メダルを取ります」と大きな目標を語り大会を締めくくった。

【プールファイナル】
佐藤瑠香○合技(大外刈・後袈裟固)△三戸彩渚(環太平洋大学)
緒方亜香里○技有優勢(内股)△石本智子

【3位決定戦】
石本智子○合技(内股・袈裟固)△山本紗織(東大阪大敬愛高3年)
下田美紗希(前橋商高3年)○大外刈(1:33)△三戸彩渚

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(写真・78kg級優勝の緒方)


■78kg超級■

優勝:山部佳苗(旭川大学高3年)
準優勝:田知本愛(東海大2年)
第3位:甲斐南(山梨学院大1年)、杉渕りずみ(帝京大2年)

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(写真・山部が見事な内股透で田知本を破る)

【決勝】
山部佳苗○内股透(1:57)△田知本愛

唯一にして絶対の優勝候補と思われた田知本だが、伏兵山部に足元を掬われる形で優勝を逃した。

決勝戦、田知本はケンカ四つの山部に対して内股、小外刈と積極的に攻める。
しかし1分17秒、両襟を持って仕掛けた内股を山部に見事に透かされてしまい、大きく宙を舞ってしまった。
殊勲の山部は、「組んだ瞬間にこれは強い、ヤバいと思った」と正直に語ったが、「自分の柔道ができれば良いと思った」とそれまでの展開でも姿勢よく組み、しっかりと相手が見えていた。
山部は初戦で同学年のインターハイ王者・烏帽子美久に払腰で一本勝ちするなどこの日は4戦全てを一本勝ち。この日、全階級を通じての最優秀選手に贈られる「JOCジュニアオリンピックカップ」を手にした。

【プールファイナル】
田知本愛○内股(2:59)△杉渕りずみ
山部佳苗○払巻込(0:20)△土屋文香(東海大翔洋高3年)

【3位決定戦】
甲斐南○有効優勢(小内刈)△土屋文香
杉渕りずみ○横四方固(0:55)△池田知加(淑徳高3年)

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(写真・78kg超級優勝の山部)


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(写真・女子7階級優勝者)


写真:K2PhotoClub 國井敬児

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