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東海大相模が劇的な優勝飾る・インターハイ柔道競技

(2008年8月6日)


第57回全国高等学校柔道大会は6日、埼玉県立武道館で男子団体戦準々決勝から決勝までを行い、東海大相模(神奈川)が国士館(東京)を破り7年ぶり8度目の優勝を飾った。東海大相模は高校選手権、金鷲旗と合わせて「高校三冠」を達成した。

逆転を決めてガッツポーズの高木
(写真・残り1秒で逆転の「技有」を奪った東海大相模・高木と畳に崩折れる国士館・春山)

高校選手権、金鷲旗と同じ顔合わせとなった決勝戦は近来稀に見る白熱した試合。
先鋒戦、穴井航史と佐藤雄哉は引分け。
次鋒戦は東海大相模・羽賀龍之介が国士館・田中優也に常に組み勝ち続け「極端な防御姿勢」と「消極的攻撃」の反則を連続してもぎ取り続け反則勝ち。

戦力的に上と見られる東海大相模がポイントゲッターを後に残しながらリードしたことで流れを完全に掴んだかに思われたが、中堅戦、国士館の住谷仁志が東海大相模の巨漢豊田竜太から足取りの小内刈で「効果」、さらに組み際の背負投を掛け続けて「指導」をもぎとる。終盤住谷に偽装攻撃の「指導」が与えられたものの「効果」の差で優勢勝ち。

これで試合の流れが完全に変わった。副将戦は国士館・上杉亮太が僅か11秒、豪快な内股で一本勝ち。
国士館が2-1でリードしたまま、勝負は大将戦へ。

東海大相模・高木海帆、国士館・春山友紀のエース対決は、春山が手堅い試合運びで全く隙を見せないまま終盤へ。このまま国士館の優勝かに思われたが、残り1秒、高木が大内刈で押し込んで「技有」を奪取。

大逆転で東海大相模が優勝を飾った。

3位には延岡学園(宮崎)、作陽(岡山)が入った。


【決勝】

東海大相模 ②-2 国士舘
(先)穴井航史× 引分 ×佐藤雄哉
(次)羽賀龍之介○ 反則勝 △田中優也
(中)豊田竜太△ 効果優勢 ○住谷仁志
(副)藤井岳△ 内股 ○上杉亮太
(大)高木海帆○ 技有優勢 △春山仁志


攻撃柔道を貫いた東海大相模

「3、2、1・・・」国士館応援席から優勝へのカウントダウンが聞こえ始めたそのとき、そのカウントにあわせるように東海大相模・高木の大内刈が炸裂。
たまらず国士舘・春山は背中から落ちて「技あり」。
昨年高校選手権、金鷲旗を制しながらもこのインターハイを国士館に浚われていた東海大相模が待望の「三冠」を達成した瞬間だった。
自身初の三冠達成となった高橋洋樹監督は「個性のあるメンバーをキャプテンの穴井がまとめてくれた。生徒自ら考えて、なんでも率先してできるチーム。どこからでも得点できるし、三冠を取るチームというのはこういうチームではないかと思っていた。今日それが証明できてうれしい。」と感涙にむせんだ。

圧倒的有利と評される中、試合前には大将の高木に「お前が勝たないと優勝できないという場面が絶対に来る」と予言していたという高橋監督。
2点を連続して失う最悪の状況にも「あらゆる場面を想定していたので慌てることはなかった。負けを覚悟するのは生徒に失礼」と冷静さを欠くことはなかった。

大将戦ラスト1秒での逆転劇には「金鷲旗で、高木は春山からリードを奪っても攻撃を続けて残り1秒で一本を取りきった。最後まで攻撃を続けたあの姿勢が今回も生きた」と愛弟子を称えた。

「昨年負けて、これで負けたら一年間全て負け、という思いで稽古を続けた」という東海大相模の出した答えはやはり攻撃柔道。
林田総監督の指導の下、短期合宿を3回組んで精神面を鍛えたという東海大相模が、満願成就の三冠で今年の高校柔道を締めくくった。


東海大相模
(写真・優勝の東海大相模高)


一方、王者・東海大相模をあと1歩まで追い詰めながらも敗れた国士舘の岩渕公一監督は「大将が残り7秒、完璧に守りに入った。それでああいう結果になった。」と冷静に試合を振り返った。
高校選手権、金鷲旗、インターハイのいずれかひとつは必ず獲得してきた国士館。「その「取らねばならない、取れる」というプレッシャーが、最後の試合の大将戦、最後の場面で出たのかもしれない。」と分析してみせ、「普段の自分の采配からすると、副将春山・大将上杉という考え方もあったが、春山はもっともっと力のある選手。厳しい位置に置くことでポテンシャルを引き出そうという狙いもあった。それがプレッシャーになったかもしれない」と反省を述べた。

小粒と呼ばれたチームを鍛え上げて今年もしぶとく勝ち上がってきた国士館。
来年も2年生が充実する大成、東海大相模相手には苦戦が予想されるが、「2年生に突出した選手はいないが、1年生も鍛え込んで来年はリベンジします。絶対全国を取るのが国士館の宿命ですから。」と早くも来期に向けて目を光らせていた。

国士舘高校
(写真・準優勝の国士舘高校)


■準決勝

国士舘 4-1 延岡学園
(先)佐藤雄哉○効果優勢△中山潤哉
(次)田中優也○一本背負投△玉城一生
(中)住谷仁志△効果優勢○赤迫健太
(副)上杉亮太○崩上四方固△安田知史
(大)春山友紀○横四方固△村岡大潤

東海大相模 5-0 作陽
(先)穴井航史○内股△横川清
(次)羽賀龍之介○技有優勢△金塚晟宏
(中)豊田竜太○払腰△羽沢頼誠
(副)藤井岳○大外刈△篠原直樹
(大)高木海帆○内股△国見佑亮


作陽
(第3位・作陽)

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(第3位・延岡学園)


■準々決勝

作陽 3-1 沖縄尚学

(先)横川清○内股△山城京介
(次)金塚晟宏○崩袈裟固△松岡聖人
(中)羽沢頼誠△効果優勢○大城貴裕
(副)篠原直樹○支釣込足△島袋健
(大)国見佑亮×引分×伊禮裕

東海大相模 4-1 埼玉栄

(先)穴井航史○有効優勢△内田卓也
(次)羽賀龍之介○棄権勝△金子亮平
(中)豊田竜太○効果優勢△井之上健政
(副)藤井岳△払腰△渡辺智斗
(大)高木海帆○内股△芦口直樹

国士舘 4-1 大宮工業

(先)佐藤雄哉○技有優勢△阿部一平
(次)田中優也×引分×蟹沢俊輔
(中)住谷仁志○上四方固△細谷英生
(副)上杉亮太○腕緘△山幡来太
(大)春山友紀○合技△清田貴宏

延岡学園 2-1 国学院大栃木

(先)中山潤哉×引分×羽鳥雄介
(次)玉城一生△有効優勢○後藤有輝
(中)赤迫健太○合技△田中勝汰
(副)安田知史×引分×倉持剛
(大)村岡大潤○小外刈△北野裕一

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■1回戦
沖縄尚学(沖縄) 4 - 1 塩山(山梨)

新田(愛媛) 3 - 2 育英(兵庫)

■2回戦

国士舘(東京) 2 - 0 甲陵(鹿児島)

大成(愛知) 3 - 0 山形工(山形)

大宮工(埼玉) 3 - 2 高水(山口)

近江(滋賀) 2 - 1 長崎南山(長崎)

福井工大福井(福井) 5 - 0 本荘(秋田)

延岡学園(宮崎) 3 - 1 東海大浦安(千葉)

京都共栄学園(京都) ① - 1 崇徳(広島)

国学院栃木(栃木) ② 代 2 小杉(富山)

沖縄尚学(沖縄) 3 - 2 青森北(青森

新田(愛媛) 2 - 1 東海大翔洋(静岡)

天理(奈良) 3 - 1 北越(新潟)

東海大相模(神奈川) 5 - 0 九州学院(熊本)

修徳(東京) 3 - 0 鶴来(石川)

埼玉栄(埼玉) 5 - 0 高松商(香川)

東海大仰星(大阪) 3 - 1 福岡大大濠(福岡)

■3回戦

国士舘(東京) ② - 2 大成(愛知)

大宮工(埼玉) 3 - 0 近江(滋賀)

延岡学園(宮崎) ② - 2 福井工大福井(福井)

国学院栃木(栃木) 1 - 0 京都共栄学園(京都)

沖縄尚学(沖縄) 2 - 1 新田(愛媛)
作陽(岡山) ① - 1 天理(奈良)

東海大相模(神奈川) 3 - 1 修徳(東京)

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