井上敗れ高井が準決勝進出・全日本柔道選手権準々決勝(2008年5月7日)
※4月29日eJudo携帯版に掲載 (写真・終盤、高井は井上の思い切った内股を狙い済まして内股透) 全日本選手権大会は準々決勝4試合を行い、北京五輪代表選出に一縷の望みを繋いでいた井上康生が高井洋平に一本負け。北京五輪出場は絶望的となった。 井上と高井は互いに攻め込む時間を作り、お互いが「教育的指導」を奪い合う好試合。 残り1分を切ってから連続技で攻め込んで判定勝利かと思われた高井に対し、積極的に攻め返して思い切った内股に入った井上だがこれを呼び込んだ高井が内股透かし。 これが「技あり」となり、そのまま抑えこんだ高井が合技で一本勝ちした。 斎藤仁・男子日本代表監督は「高井はそれまで頭を下げさせられていたが、あの内股透の時だけ胸を張っていた。康生は思い切ってやったと思う」とこの試合を評した。 井上は直後のインタビューで「精一杯やった結果だし、最後まで積極的に行った。一番得意な内股を返されたのでしょうがない。」と悔しさをにじませながらも淡々。 「最後まであきらめずに自分の柔道をやりたい、という気持ちがあったし、勝ちたい気持ちがあったので最後まで攻めた。そこに悔いはない。」と語った。 北京代表が微妙になったが、という質問には「微妙ではなくて、もうないでしょう。」と自ら答え、去就についてはこの場で表明せず改めて場を設けたい意向を明かした。涙はみせなかった。 (写真・棟田が逆転の支釣込足) 圧巻だったのは棟田康幸。きょう絶好調の生田秀和に「技あり」を奪われ先行されたが直後に思い切り踏み込んだ支釣込足で豪快な一本勝ち。次の石井慧戦が正念場となる。 鈴木桂治はしぶとい組み手で粘り続ける塘内将彦を判定で破って準決勝へ。 石井慧は動きの鋭い谷口徹に粘られたが、最後は大外刈から巻きこんで一本勝ち。準決勝で五輪代表争いの直接の相手である棟田に挑戦する。 (写真・石井は粘る谷口を大外刈で仕留める) ■準々決勝 【鈴木桂治○僅差3-0△塘内将彦】 2:12 教育的指導:積極的戦意欠如(塘内) 【高井洋平○合技△井上康生】 1:51 教育的指導:積極的戦意欠如(井上) 4:30 教育的指導:積極的戦意欠如(高井) 5:50 技有:内股透(高井) 6:20 技有:横四方固(高井) 【石井慧○大外刈△谷口徹】 1:15 教育的指導:積極的戦意欠如(谷口・石井) 3:16 一本:大外刈(石井) 【棟田康幸○支釣込足△生田秀和】 0:51 教育的指導:積極的戦意欠如(棟田) 1:27 技有:谷落(生田) 1:50 一本:支釣込足(棟田) ![]() 写真:K2PhotoClub 國井敬児 |
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